【チャンネル運用ポジション】企業タイプ10選
年々YoTubeを視聴しているユーザーが増加している近年では、YouTuberだけでなく企業が自社のプロモーションのためにYouTubeを活用しています。
プロモーションは企業によって様々で、アニメの制作会社であればアニメの次回予告、ゲーム会社であればゲームのPVを公開、音楽であれば自社に所属しているアーティストのMVを配信したりなど、自社のサービスや製品などを、手軽に宣伝でき、幅広い層の方々に認知してもらうことがYouTubeで発信することが可能です。
そしてYouTubeに参入しているのは大手企業だけではなく、中小企業も参入しており自社でYouTubeチャンネルを運用することにより、広告宣伝費用を抑えつつ、自社企業をアピールし、製品やサービスの購買につなげることができます。
企業がYouTubeを運営するのはYouTubeの収益で儲けるということではなく、YouTubeに投稿した動画を視聴者に見てもらい、実際に製品やサービスを購入してもらうところに本質があるといえるでしょう。
①YouTuber タイプ
②メディアタイプ
③コンテンツタイプ
④企業タイプ
今回はこれからYouTube運用をお考えの方に向け「企業タイプ」における事例をメリットや特徴をご紹介いたします。
企業タイプのチャンネル運用ポジションの特徴
企業にコンセプトを置く事で、主に企業認知やブランディングが優先される傾向があり、その反面、企画内容に面白みがなくなり、ファンが離れないよう、3H戦略をメインにHERO、HUB、HELPコンテンツを活用する事が多いのが特徴です。
企業がYouTubeチャンネルを活用することで様々なメリットを享受することができます。
以下、企業タイプのチャンネル運用の特徴やメリットとしては、
①製品やサービスの紹介・PR動画を投稿している。
→広告動画の配信元としてや、動画を投稿できるプラットフォームとしても利用している。
②企業イメージの訴求やブランディングを兼ねた発信を行える。
→決まった時間や曜日に配信を行うというよりは、大型企画の宣伝や告知などを兼ねた広報ツールとなっているケースが多い。
③自社のサービスや製品のPRをすることで認知と理解を深めてもらうことができる
→文章だけでは伝わらないことをYouTubeの動画で発信することにより、より深く製品やサービスなどをユーザーに説明することができる
④企業のファンを獲得することができる。
→自社のファンを増やすことにより製品やサービスの購入に繋げることができる。
【チャンネル運用ポジション】YouTuberタイプ10選
①avex
avex groupに所属しているアーティストの最新ミュージックビデオを配信しており、登録者数は598万人を超える人気チャンネル。
様々なジャンルのアーティストのミュージックビデオやオフショット映像、『YouTubeチャンネルだけ』でしか見ることのできない限定映像などの映像を公開している。
日本だけでなく世界中から視聴され、多くの評価とコメントが寄せられているのが特徴です。
アーティストの宣伝と自社の宣伝をYouTubeを使用し上手く活用している事例といえるでしょう。
②ゴープロ
ゴープロは、2002年に設立されたアメリカの企業で、ウェアラブルカメラ「GoPro」を販売しています。
日本では「タジマモーターコーポレーション」という企業が、代理店を務めており、チャンネルの主なコンテンツはGoProを実際に使用して撮影された動画を公開しています。
実際にGoProを用いてどの様な映像を撮ることができるのかを示すだけでなく、自身でもこのカメラを使えば映像を撮ることができると、製品の宣伝と使用方法の訴求で、視聴者の購買意欲の向上に一役買っているといえるでしょう。
実際の使い方だけでなく、どの様な撮影ができるのかを上手く活用しています。
③資生堂 Shiseido Co. Ltd.
化粧品メーカーとして有名な資生堂のYouTubeチャンネルで登録者は9万人を超えています。
自社の製品のCMなども流しているが、メーカーの美容部員が選ぶ化粧品のランキングや、資生堂の美容部員のプロが教えるメイクのやり方講座など、世の女性が気になっている事やメイクでのお悩みを、解決を手助けするコンテンツなども配信しているのが特徴です。
その中でも視聴回数が高い動画が、メーク女子高生のヒミツという動画で、コンセプトは「だれでもカワイクしちゃいます」で実際に化粧だけで印象が変わることを伝えています。
美容部員のプロが実際に教えてくれるメイク術の中で、自社製品を使用したり、自社製品をランキングで紹介しており、美容部員のプロが勧める製品を見た視聴者は、購入意欲を唆られ、実際のお店に行ったりネット通販での商品購入に誘導できているのではないでしょうか。
自社の商品の宣伝をYouTubeで配信する事で、視聴している人に、どの製品がオススメなのかが購入前に分かるなど、動画をうまく活用して宣伝を行っています。
④Kurashiru [クラシル]
dely株式会社が運営する料理レシピを紹介するチャンネル。
クラシルおすすめレシピだけでなく、一流シェフの方々によるレシピなども分かりやすく作り方の解説を動画で発信しています。
レシピだけを伝えるのではなく、実際に調理の仕方の手順も動画内で説明されており、誰でも手軽に動画を見ながら、料理を作ることが可能となっています。
プロの料理レシピを実際にプロが紹介していることで権威性が高まり、このYouTubeチャンネルのレシピ動画を見れば、ご飯の献立に困ることは、なくなるのではないでしょうか。
YouTubeでクラシルのYouTubeチャンネルに興味を持った方々を自社のWebサイトに誘導しています。
Webページ上では材料やメニューからレシピを探すことができ、YouTubeから他の媒体への流入も行えており、YouTubeを広告として上手く活用しています。
⑤CapcomChannel
ゲームソフトメーカーのCapcomが運営しているチャンネルで登録者数は62万以上を超えています。
このチャンネルでは主にゲームのPVやCM、開発スタッフや有名人ゲストのプレイ動画などを配信しているのが特徴です。
ゲームのPV動画だけでも視聴者の購買意欲を煽れるが、実際にゲームをプレイしている様子を動画で配信することにより、どの様なゲームなのかをより理解することが可能となっており、購買意欲をさらに増加させているのではないでしょうか。
近年ではゲーム実況をYouTubeで配信しているYouTuberが多くいるため、ゲーム実況者達にルールを設けて、自社のゲームを配信してもらう様にもしています。
自社のチャンネルだけでなくYouTuberも巻き込み、自社製品のプロモーションだけでなくYouTuberが進んで宣伝してくれることに成功している要因の一つといえるでしょう。
⑥武田塾チャンネル|参考書のやり方・大学受験情報
武田塾は「日本初、授業をしない塾」として、全国400校以上、開校している大学受験の学習塾チャンネル。
「受験相談SOS」という、受験生の悩みを講師が解決する、お悩み相談をメインコンテンツとしており、どの参考書を使用していいか分からない、どのくらいのペースでやればいいか分からない、などの質問が多く視聴者の欲している物を動画として配信もしています。
塾業界からの目線ではなく、受験生目線でのお悩み解決をする事でファンが増加し、 武田塾の知名度が向上したといえるでしょう。
動画に出演してもらう、講師の人々の知名度向上にも繋がり入塾者が増えた
YouTubeを活用し入塾者を増やすことに成功した事例。
⑦タカラトミー
玩具メーカーのタカラトミーのチャンネルで登録者数は150万人を超えている人気YouTubeチャンネルです。
ほぼ毎日動画が更新されており、おもちゃの紹介やCMのロングバージョンのほか、テレビアニメの見逃し配信や、親子で楽しめるオリジナルアニメ動画を定期的に配信していることが特徴。
玩具メーカーの販売対象者は主に子供であり、子供をターゲットにしたおもちゃのCMを流すことで購買意欲を唆っているのではないでしょうか。
チャンネルの視聴率を維持するために、テレビアニメの見逃し配信をすることによりタカラトミーの玩具を印象付けるとともに、チャンネルへ定期的に誘導することに成功しているといえるでしょう。
子供がYouTubeで動画を視聴し、親に買ってもらうという購入までの導入をYouTubeを上手く活用しています。
⑧島村楽器 イオンモール甲府昭和店
島村楽器イオンモール甲府昭和店が運営しているチャンネル。
チャンネル開設当初はLIVE映像を主に配信していたが、3年前からは島村楽器のプロ店員が選ぶオススメ楽器や、自分にあった楽器の選び方、オススメの音楽ソフトなどの、コンテンツを配信し始めています。
楽器店のプロがオススメするという点が、これから楽器を始めたい初心者向けのコンテンツが好評です。
最近では、店員さんが目隠しをしながら楽器を触ったり匂いを嗅いだだけでどのメーカーのなんのモデルなのかを当てるコンテンツを主流にし、さらに視聴者が増えています。
ショート動画をメインに切り替えたことによりコンテンツ数も増え、視聴者数を倍増させています。エンタメの中に、楽器の紹介も混ぜることにより販売促進にも繋がっていると推測されます。
⑨北九州市観光情報ぐるリッチ北Q州
北九州市の観光協会が北九州市の魅力を発信するチャンネル。
チャンネルの動画の最多視聴回数は2億回再生。
なぜこの様な視聴回数になったのかはコンテンツの内容をドラマ仕立てにして、視聴者の方に届けている点と、同じコンテンツを日本語を含めて6個出したことにより、各国の人にも見てもらえることに成功したといえるでしょう。
日本だけでなく、世界の人々をターゲットにして魅力を発信したことにより視聴回数が増えています。
コンテンツの内容も怪獣が出現して、有名な渦潮に巻き込まれるなど、上手く地域紹介も混ぜながら結末が気になるように視聴者の興味を引きつけている。
YouTubeを活用して面白く北九州の魅力を伝えることに成功しており、良い事例のひとつといえます。
⑩LITHON (ライソン)公式チャンネル
家電メーカー「LITHON(ライソン)」の公式チャンネル。
このチャンネルでは社員が実際に出演者として出演し、短尺のコメディ系のコンテンツを配信しながら、製品紹介のコンテンツも配信することで商品の宣伝と会社のイメージアップにも繋がっていると推測されます。
大手家電メーカーが多く存在し、競合他社が多い業界で、ライソンは独自性のある製品を売りにしてエンタメを交えながらYouTubeで発信をし続けているのが、人気の秘訣なのではないでしょうか。
コメディ系の短尺動画で興味を引くことにより、視聴者を増加させ、製品の購買へ繋げることに成功しています。
まとめ
近年では様々な企業がYouTubeに参入し始めています。
視聴者が増加し、YouTubeの視聴が日常化している中で、いかに視聴者の目に留まり、サービスや製品の購買意欲を唆ることができるのかがポイントになってくる。
宣伝の方法も様々であり、コメディー系動画にして視聴者に、企業との親しみやすさを出したり、困っている人たちを助けるためのHELPコンテンツを出したり、実際に使い方などの方法を出したりなど、動画ならではの使い方で、プロモーションをしていきましょう。
今回ご紹介した「企業タイプ」の運用ポジションの例やYouTubeの活用方法を是非参考にしてみてください。
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