YouTubeライブ配信の始め方完全ガイド!初心者でも簡単に始められる方法を解説

YouTubeライブ配信は、PCやスマホから手軽に始められる魅力的なコンテンツ発信方法です。
本記事では、アカウント作成から配信環境の準備、効果的な告知方法、実際の配信手順、そして収益化までの完全ガイドを初心者にもわかりやすく解説します。
必要な機材や設定から、視聴者を増やすコツまで、これからライブ配信を始めたい方に必須の情報をお届けします。
目次
YouTubeライブ配信の始め方

YouTubeライブ配信の始め方は、PCを使う方法とスマホ・タブレットなどのモバイル端末を使う方法の2種類があります。
PCからの配信は画質や機能性に優れ、ゲーム配信や本格的なトーク配信に最適です。画面共有やテロップ表示などの演出も可能です。
一方、スマホ・タブレットからの配信は手軽さが魅力で、外出先からの配信や日常風景の共有に適しています。
初心者の方はまずスマホから始めて、慣れてきたらPCに移行するステップアップ方法もおすすめです。
PCの場合
PCからYouTubeライブ配信を始めるには、YouTubeにログインし、右上のカメラアイコンから「ライブ配信を開始」を選択します。
配信のタイトル、説明文、公開設定を入力し、サムネイルも設定しましょう。
モバイル端末の場合
スマホやタブレットから配信するには、YouTubeアプリをインストールし、アカウントにログイン後、画面下部の「+」アイコンから「ライブ配信を開始」を選択します。
iOSとAndroidで操作方法は似ていますが、iOSではカメラやマイクへのアクセス許可が必要です。
バッテリー消費対策としてモバイルバッテリーを用意し、データ通信料に注意してWi-Fi環境での配信を心がけましょう。
YouTubeライブ配信を始める前に確認すべき条件

2025年3月現在、YouTubeライブ配信には以下のようにいくつかの条件があります。
- 電話番号認証済みのアカウントである
- ライブ配信が有効になっている
- 過去90日以内にライブ配信の制限がかかっていない
また、PCからの配信であればチャンネル登録者数は関係ありませんが、スマホやタブレットなどのモバイル端末からの配信の場合、50人以上の登録者数が必要です。
コミュニティガイドラインに違反していないことも重要で、著作権侵害や有害コンテンツは禁止されています。
YouTubeライブ配信に必要なもの

YouTubeライブ配信を始めるには、以下のものが必要です。
- Googleアカウント
- インターネット環境
- 配信用機材
上記を用意できれば、最低限のライブ配信が可能です。
ただし、ライブ配信のクオリティを上げたい場合には、マイクやグリーンバックなどがあるとよいです。
次に、YouTubeライブ配信に最低限必要なものを詳しく解説します。
Googleアカウント
YouTubeライブ配信にはGoogleアカウントが必須です。
既存のアカウントを使用するか、新規作成するかを選べます。
新規作成の場合はGoogle公式サイトから「アカウントを作成」を選び、必要情報を入力しましょう。
プライベート用と配信用のアカウントは、長期的に配信活動を続ける予定なら、個人情報保護やコンテンツの一貫性を保ちやすくするためにも分けることをおすすめします。
インターネット環境
安定したYouTubeライブ配信には、インターネット環境が欠かせません。
Wi-Fi利用時はルーターに近い場所で配信し、可能なら5GHz帯を使用してください。有線LAN接続が可能な場合には、有線での通信を行いましょう。
また、モバイルデータ使用時はデータ量に注意しましょう。
配信用機材
YouTubeライブ配信の質を左右する重要な要素が配信用機材です。
特にPCでライブ配信をする場合には、マイクとWebカメラが必要です。ノートPCであれば、カメラやマイクが内蔵されているものもあります。
しかし、クオリティを高めたい場合には、カメラとマイクを別で用意するとよいです。
スマホでライブ配信をする場合には、スマホ1台での配信が可能です。もちろん、クオリティを上げたい場合には、スマホに接続できるマイクを用意してもよいでしょう。
YouTubeライブ配信であると便利なもの

YouTubeライブ配信をより快適に、そして視聴者に楽しんでもらうためには、いくつかの便利な機材やツールを使うことがおすすめです。
必須ではないものの、これらを導入することで配信の質が格段に向上し、視聴者満足度も高まります。
特に配信に慣れてきた段階で、これらの要素を少しずつ取り入れていくことをおすすめします。
配信を継続していくなかで、視聴者からのフィードバックを参考にしながら優先順位を決め、計画的に投資していくことが重要です。
全てを一度に揃える必要はなく、配信の頻度や内容に合わせて、必要なものから順に導入していきましょう。初期投資を抑えつつ、徐々に環境を整えていくのが長続きのコツです。
マイクやカメラなどの機材
配信の質を向上させる機材として、まず注目すべきは外付けマイクです。クリアな音声は視聴者の満足度に直結します。
カメラは、初期段階ではスマホやノートPCの内蔵カメラでも十分ですが、画質向上を目指すなら外付けのWebカメラへの導入が効果的です。
より高画質を求めるなら、一眼レフカメラをHDMIキャプチャーボードで接続する方法もあります。
照明機材も見逃せません。適切な照明は画質向上に大きく貢献します。まずは1,000〜3,000円程度のリングライトから始め、配信が軌道に乗ってきたら複数のライトで立体的な照明を考えるとよいでしょう。
そのほか、長時間配信のための快適な椅子、マイク用のアームスタンド、グリーンバック、配信専用モニター、機材の電源管理用のタップなども便利です。
これらは必須ではありませんが、あると配信の質と快適さが向上します。
配信用ソフト
配信用ソフトは基本的なものから高機能なものまで様々ありますが、特に便利なのは配信管理と視聴者エンゲージメント向上のためのツールです。
配信用ソフトを使うことで、以下の機能が利用できます。
- レイヤー表示
- リアルタイムの画面エフェクト
- 音声編集
- アバター表示
- トランジション
- 美肌加工
ライブ配信の内容によって、求められる機能が異なるため、自分のチャンネルにあったソフトを選ぶことが重要です。
YouTubeライブ配信を始める5ステップ

YouTubeライブ配信を始めるには、5つのステップがあります。
これらを順に実行することで、スムーズに配信を開始し、視聴者に楽しんでもらえるコンテンツを提供できます。全体で1〜2週間程度の準備期間を見込んでおくとよいでしょう。
特に重要なのはステップを飛ばさないことです。配信環境の準備が不十分だと音声トラブルや画質の問題が発生し、視聴者が離れやすいです。
それでは、YouTubeライブ配信を始める5ステップをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
ステップ①チャンネルの開設
YouTubeライブ配信の第一歩はチャンネル開設です。約1〜2時間の時間が必要です。
Googleアカウントでログインし、プロフィールアイコンから「YouTubeチャンネルを作成」を選択します。チャンネル名は覚えやすく検索しやすいものを選びましょう。
チャンネル開設後、ライブ配信のための初期設定を行います。「ライブ配信」を選択し、電話番号認証を完了させます。認証後、ライブ配信が有効化されるまで最大24時間かかる場合があります。
チャンネルの見た目を整えることも重要です。以下の要素に注力しましょう。
- チャンネルアイコン:顔写真やロゴなど(推奨サイズ800×800ピクセル)
- チャンネルアート:横長の画像(推奨サイズ2560×1440ピクセル)
- チャンネル説明文:配信内容や配信スケジュールなどを簡潔に記載
チャンネルの方向性は自分の得意分野や情熱を持てるジャンルを選ぶと長続きします。一貫性を持たせることで視聴者の期待に応えやすくなります。
ステップ②配信環境の用意
配信環境の整備は、物理的環境と技術的環境の両面から行います。物理的環境では、部屋の明るさ、背景、騒音対策が重要です。
部屋が暗すぎると画質が低下し、背景が散らかっていると視聴者に悪印象を与えます。
照明は被写体(あなた自身)が明るく見えるように設置し、窓からの自然光を活用するのも良い方法です。
背景は整理整頓し、プライバシーに関わるものは映り込まないよう注意しましょう。騒音対策としては、配信時間帯の選択や、エアコンなどの機器の音に注意します。
技術的環境では、配信ソフトの設定が重要です。OBS Studioを例にすると、ビットレート設定(配信品質)、解像度設定、フレームレート設定などの基本設定を行います。初めての場合は、YouTube推奨の設定値を使用するのが安全です。
低コストで環境を改善するヒントとしては、白い布やレフ板を使った照明の工夫、100均のアイテムを使った背景作り、無料の防音アプリの活用などがあります。
最初は最小限の設備で始め、徐々に改善していくのが賢明です。
ステップ③配信の告知
効果的な配信告知は視聴者獲得の鍵です。告知のタイミングは配信の3日前、1日前、そして配信開始の1時間前が効果的です。
告知内容には、配信日時、テーマ、視聴者が得られるメリットを明確に伝えましょう。
SNSプラットフォーム別の特徴と活用法は以下の通りです。
- Twitter:短い文章でこまめに情報発信。ハッシュタグを効果的に活用。
- Instagram:視覚的に魅力的なサムネイルや短い動画で告知。
- Discord:ファンコミュニティの構築に最適。リアルタイムの交流が可能。
タイトルは検索されやすいキーワードを含め、興味を引く内容にしましょう。
ゼロからのスタートでは、まず身近な友人や知人に配信を見てもらい、その後SNSでのフォロワー獲得に力を入れます。
既存のSNSフォロワーがいる場合は、それらのプラットフォームからYouTubeへの誘導を積極的に行いましょう。
ステップ④配信開始
実際の配信開始前には、チェックリストを確認することが重要です。カメラとマイクの動作確認、インターネット接続の安定性確認、配信ソフトの設定確認などを行います。
また、水分補給や軽食の準備も忘れないようにしましょう。
配信中のトラブル対応としては、音声や映像の不具合が発生した場合の対策や、コメント欄でのトラブル対策を事前に考えておくと安心です。
定期的にコメントを拾い、質問に答えることで視聴者とのコミュニケーションを円滑に行えます。
初めての配信で緊張を和らげるコツは、事前に話す内容のメモを作っておくこと、少人数の友人を対象に練習配信を行うこと、深呼吸やストレッチで身体の緊張をほぐすことなどです。
また、最初は短い時間(30分程度)から始め、徐々に配信時間を延ばしていくとよいでしょう。
ステップ⑤アーカイブの投稿
配信終了後のアーカイブ活用は重要です。アーカイブ動画は編集せずそのまま公開するか、編集して再投稿するかを選択できます。
編集する場合は、冒頭の待機時間カット、不要な部分の削除、ハイライトシーンの強調などを行います。
タイトルには「【ライブアーカイブ】」のように明記し、説明文には配信内容の要約とタイムスタンプを入れると視聴者に親切です。
タグ付けも適切に行い、関連性の高いキーワードを選びましょう。
サムネイル作成では、ライブ配信中の印象的なシーンやリアクションをキャプチャして使用すると効果的です。
アーカイブをそのまま公開するメリットは手間が少なく、自然な雰囲気が伝わることです。
一方、編集して公開するメリットは視聴者の離脱率を下げられること、コンテンツの質を高められることです。
どちらを選ぶかは配信内容や視聴者のニーズによって判断しましょう。
YouTubeライブ配信で収益化するための条件

YouTubeライブ配信で収益化する方法には、以下の2つがあります。
- 広告収益
- スーパーチャット
しかし、YouTubeで収益化するためには、18歳以上であることが必要です。その他にも、収益化のためにはさまざまな条件が設定されています。
次に、YouTubeライブ配信で収益化するための条件を各方法ごとに見ていきましょう。
広告収益
YouTubeライブ配信で広告収益を得るためには、通常の動画投稿と同様にYouTubeパートナープログラム(YPP)への参加が必要です。
YouTubeパートナープログラムへの参加には、1,000人以上のチャンネル登録者数が必要で、さらに以下の条件のいずれかを満たしていなければなりません。
- 過去12ヶ月間の総再生時間4,000時間以上
- 過去90日間のショート動画の視聴回数1,000万回以上
これらの条件を満たすと、YouTubeスタジオから収益化の申請が可能になります。
スーパーチャット
スーパーチャットは、視聴者がライブ配信中にメッセージと一緒に金銭を送れる機能です。
スーパーチャットを有効にするには、500人以上のチャンネル登録者数と過去90日間の後悔動画本数が3本以上であること、そして以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
- 過去1年間の総再生時間3,000時間以上
- 過去90日間のショート動画の視聴回数300万回以上
また、スーパーチャットには30%の手数料がかかり、残りの70%が配信者の収入となることも覚えておきましょう。
まとめ

YouTubeライブ配信を始めるには、Googleアカウント作成、チャンネル開設、配信環境の準備、効果的な告知、そして実際の配信という5つのステップが重要です。
初心者はスマホから始め、慣れたらPCへステップアップするのがおすすめで、配信の質を高めるには、マイクやカメラなどの機材投資も検討しましょう。
また収益化には、登録者数や再生時間などの条件を満たす必要があります。適切な準備と継続的な改善で、人気のあるライブ配信を目指しましょう。