ガジェット・アプリ系のYouTube運用・活用事例10選

「あったらいいのに」と思ったもの、調べてみたら「実はすでにあった」なんていう経験をされたことはあるでしょうか？私たちが触れるすべての分野で、日々技術は発展を遂げ続け、昨今の私たちの生活を支えてくれています。

中でも、私たちの身近にあるガジェットと呼ばれる小型の家電製品は短期間のサイクルで改良が重ねられ、次々に新製品・新バージョンが発表されています。

分かりやすい事例で言えば、Apple社のiPhoneの新型発売日などには「新しい技術にいち早く触れたい」と多くの人々がストアに行列を作っています。

実際にその姿を目にしたことがある方も少なくはないのではないでしょうか。生活、趣味、ビジネスなどシーンを問わず日常をより便利にしてくれるガジェット、またその製品をフル活用させるために必要不可欠なアプリ。

しかし、目まぐるしいスピードで新しい情報が発表され、使い方も複雑化する中で、追いかけきれない、使いこなせない人々も多くいます。

そのため、ガジェットやアプリに関する情報を発信するYoutubeチャンネルは多くの人々の関心を獲得しやすいジャンルと言えます。

本記事ではそんなガジェット・アプリに関する情報を発信するチャンネルを紹介していきます
ぜひ参考にしてください。

ガジェット・アプリ系のYouTube運営のメリット

日々多くのガジェット・アプリが発表される中で、「どんな製品があるのだろう」「どうやって使うのだろう」と情報を求めている視聴者は多くいます。

そのため、ガジェット・アプリ系のYoutubeチャンネルは検索からの流入を大いに狙える分野となっています。

ガジェット・アプリの新製品・新情報のタイミングを逃さず適切なタイミング・スピードで、信頼できる情報を発信し続けることで、視聴者からの信頼を勝ち得ていくことが可能です。

その先に、新商品の紹介等のメーカーとのタイアップなどのコラボにつながる可能性も多いにあります。

YouTubeチャンネルの運用・活用事例

①カズチャンネル/Kazu Channel

少しだけなまりのある愛嬌のある口調と明るく軽快なトークでガジェットを紹介するカズチャンネルはチャンネル登録者数 186万人を超えるYouTuberチャンネルです。

最新機種・使い方の紹介やレビュー、セール情報等に加えて、旅・キャンプや自転車、日曜大工等、日常的に好きなものも多く投稿されており、情報を求めると同時に『カズチャンネル』ご本人に魅力を感じやすいチャンネルになっています。

事実、過去にはガジェット紹介でメーカーとのタイアップしただけでなく、ダイエット食品とのタイアップ、アウトドアブランドのプロデュースと幅広い企業とのコラボが行われており、信頼のおけるガジェット系の発信者というだけでなく、Youtuberとしてご本人の評価が高いことが伺えます。

「ディズニーでプロポーズしてみた！」「フェラーリでスタバのドライブスルー行ってみた！」の動画は、どちらも600万回再生を超え話題に。

②ジェットダイスケ/JETDAISUKE

大手YouTuber事務所UUUMの顧問を務め、公式サイトにて「日本で最初の動画レビュアー」と紹介されるクリエイターです。

YouTube動画編集でよく用いる「ジェットカット」の生みの親でもあり、多くのクリエイターたちに多くの意味で間接的に影響を与えています。

ガジェット紹介としてはPC周辺機器、DTM関係など幅広いジャンルを経験し、現在撮影機材の紹介をメインとしています。

写真家・映像作家としての活動もされているので、スマートフォンのカメラ含む多くのカメラ・レンズの紹介や、撮影テクニックなど専門性の高い動画配信を行い、カメラ好きの視聴者から多くの反応を得ています。

③瀬戸弘司

演技派YouTuberとして紹介される元劇団員の経歴を持つYoutuberでチャンネル登録者数 は167万人を超えています。

スマートフォン、タブレット、周辺機器、音楽シンセ機器など幅広いガジェットの紹介をされています。

高い編集力、トーク力、小芝居、楽器演奏力等の個人の能力を存分に発揮し、ガジェット自体にはそこまで興味が強くなかったとしても、誰でも楽しく見やすい動画になっています。

また、レビューにはポジティブな意見も述べつつ、ネガティブな意見もしっかり伝えるため、面白いだけでなく、購入・使用を悩んでいる視聴者が判断基準に使える信頼度の高いチャンネルです。

④平岡 雄太 / DRESS CODE.

ガジェット紹介の中でも、特にiPad・iphoneの活用情報に強いチャンネルです。
ipadを使う上であるといい周辺機器等のガジェット紹介はもちろん、iPad/iPhoneの機能紹介、アップデート情報、セール情報、おすすめアプリ等、「使いこなしたい人」に向けて多くの情報を発信しています。

また、実際にiPadをつかいこなして日々ビジネスや学習に打ち込む方との対談シリーズ「Create with iPad」等、情報発信のみでなく、使いこなした際の生活をイメージさせるような動画も発表されているのが印象的です。

また、活動の場はYouTubeだけにとどまらず、AppleストアでApple製品を使いこなすための講習会の講師をつとめられたり、iPad活用術に関する書籍も発売され、多くの人からApple商品の情報収集として信頼を集めている印象を受けます。

iPad好きが偏愛たっぷりに語っているiPad関連の動画で「おすすめiPadアプリ紹介」や「働き方 / 仕事論にも触れたvlog」が人気コンテンツ。

「iPadがあれば手放せるもの・要らなくなるもの」や「iPadがあればできること26選+α」の動画が100万回再生を超え話題に。

⑤かじがや電器店

iPhone芸人・家電芸人のかじがや卓哉さんのYouTubeチャンネルです。

10年以上家電量販店で勤務した経歴と家電製品総合アドバイザーの資格を持つということもあり、本当に家電量販店で困ったときに店員の方が説明をしてくれるような、分かりやすい商品説明を動画で発信されています。

ガジェット解説がどうしても元々好きな人に向けての専門性の高いチャンネルになりがちなところ、知らない人にも分かりやすい説明をされている印象を受けます。

メーカーサイドから発表されている正しい知識をベースを熟知されている印象があり、ガジェットにまつわる使用法のアドバイスなどは安心して参考にすることができます。

⑥ららまろ ちゃんねる

ガジェット系YouTuberの多くがPC・タブレット・スマートフォンの情報中心になりがちですが、ららまろ　ちゃんねるはイヤホンに特化したチャンネルです。多数のイヤフォンのレビューや解説をされています。

高価格帯のイヤフォンだけでなく安価なイヤフォンのレビューや情報もあり、「音」にこだわる方はもちろん、値段が安いものやお買い得情報を求めてるライトユーザーにも向けられた情報が発信されています。

また、『ノイズキャンセリング性能』だったり、機能が似ているとされるイヤフォンの比較検証などもあり、多数のイヤフォンの中で、それぞれの違い・個性を知ることもできます。

⑦せろりんね

人気女性YouTuberのせろりんねさんは、ゲームの自作等もされるハードウェアに強いガジェット系YouTuberです。

上記動画では初心者でもゲーミングPCを自作できるよう、せろりんねさんがPCショップのドスパラとコラボし、誰でもPCを自作できるキットを販売した際の動画。柔らかい口調で誰でもPCの組み立てができるように解説してくださいます。

ガジェットの紹介だけでなく、ゲーム配信環境全体の紹介（デスクの設置等）もあり、配信者が『おしゃれな自分だけの配信環境』を目指すために役立つ、そんなチャンネルです。

⑧マメ

iPhone関連ニュースを中心にガジェットを紹介するチャンネル『マメ』

とにかく動画・サムネイルの編集がかわいらしく、どうしても不具合やバグに関する動画など専門性が高く難しい話になりがちな動画でも、分かりやすい口調とカラフルで見ただけで楽しい画面が視聴者を飽きさせません。

⑨おめがシスターズ

双子Vtuberのおめがシスターズ [Ω Sisters]のおめがレイさん、おめがリオさん。

歌ってみた、トーク、ゲーム実況など通常のVtuberと同様の活動も行いつつ、理系のおめがレイさんの技術力を駆使し、物理演算で現実には出来ないような検証企画を行ってみたり、自身のホームページをGitHubのプルリクエストだけで更新する企画等、Vtuberの中でも異彩を放った企画を発信されてきました。

その中で、ガジェット好きの理系女子であるおめがレイさんによる自作PCを制作したり、VR機器、iPhone等のガジェットの紹介、配信機材の紹介などガジェット関連の動画も多く配信されています。

特に詳しいおめがレイさんに対して、その分野に詳しくないおめがリオさんと２人での撮影になるため、「分からない人にも分かるように」もしくは「分からなくても楽しい」動画になっています。

⑩吉田製作所

顔出しなしで毒舌で正直な感想を述べるYoutuberです。
高い技術力を持ち、その専門知識をもって、忖度なしの媚びないレビューが人気で、良いものは良い悪いものは悪いとはっきりと正直な感想を残すのが賛否は分かれますが人気の所以です。

また、あえて怪しい商品や評価の悪い商品を入手し、率直なレビューをする企画は毒舌を大いに発揮し、多くの視聴者の支持を得ています。

まとめ

ガジェット・アプリ系のYouTubeをメインコンテンツとして運営する場合、Google社が提唱しているコンテンツマーケティングの３H戦略に当てはめて考えた時、企画の多くが『Help』コンテンツに該当すると思われます。

そのため、通常のYoutubeチャンネルで求められるトーク力・動画編集力等の能力に加えて、『情報の多さ』『スピード』『分かりやすさ』『専門性』等も求められ、運営・出演者のスキルが肝になります。

しかし、信頼性を勝ち得て、そして魅力のある動画だと視聴者やメーカーに判断をしてもらえる情報を発信し続けることができれば、情報を求めた新規視聴者の検索からの流入等が狙いやすく、ゆくゆくは最新機種の紹介等で企業とのタイアップ・コラボ企画などの実現につながる場合もあります。

またそこまでスピード感・大量のガジェットニュースを扱えない場合でも、他のコンテンツで魅力を感じさせつつ、定期的に好きなガジェット紹介を行い、専門知識を見せ、いかに好きか語ることができれば、ファン層の拡大につなげることも可能です。