YouTubeの分析・解析ツール5選
YouTubeにおいて趣味などの動画投稿ではなく、広告目的や集客目的・収益目的でYouTubeを使う場合、「面白い動画を投稿をすればいいや!」の気持ちで投稿してもいても上手くいくことは少ないです。
投稿する全ての動画には伸びている動画、伸びていない動画と1つ1つに理由が存在します。その理由を分析・解析し、改善することができれば動画がなぜ伸びているのかを言語化することができ、効率的な集客や収益を生むことができるでしょう。
ではその理由を探す際に、「どんなツールを使えば良いのか」「そのツールをどういう風に使えば分析ができるのか」という悩みを持つと思います。
今回はそんな方に向けた「YouTubeを分析・解析するためのオススメのツール5選」をご紹介します。慣れることが大切ですがツールを使いこなすことで、YouTubeで伸びる動画を連発させることができるはずです。
それでは早速ご紹介していきます。
目次
YouTubeの分析・解析ツールを使うメリット
まずはツールをご紹介する前に、YouTubeの分析・解析ツールを使うことによるメリットを簡単に3点にまとめてご紹介します
①自社チャンネル・他者チャンネルの分析・解析ができる
下記のトピックでご紹介する分析・解析ツールを使用すれば、自社チャンネルの分析はもちろんのこと、他者のチャンネルまで分析できるようになります。
②SEO対策ができる
SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で日本語にすると「検索エンジン最適化」と言います。
具体的にはwebサイトなどで届けたい内容を、狙っているユーザーに届くようにユーザーがどんなワードで届けたい内容に到達するのかを分析し、キーワードとして盛り込むことでユーザーにより届けやすくするような意味合いを持ちます。実はこれはYouTubeにも当てはまります。
YouTubeには検索窓があり、多くのユーザーは自分が見たい動画、調べたいことがある時にこの検索窓で検索キーワードを入力し動画を探します。このYouTube検索にもSEOが適用されるので、届けたい内容に対して適切なキーワードを盛り込むことでユーザーにより届けやすくなります。
③トレンドのリサーチにも最適
何にでもそうですが、YouTubeにも一時のトレンドというものが存在します。主に動画の内容にトレンドが発生するのですが分析・解析ツールを使用することでトレンドキーワードなどを調べることができ、いち早くそのトレンドを掴みバズりやすくすることができます
それでは以上を踏まえた上で、次にYouTubeの分析・解析ツールをご紹介いたします。
YouTubeの分析・解析ツール5選
NoxInfluencer
最初のオススメの分析ツールは「Noxinfluence(ノックスインフルエンサー)」です。自分でYouTubeチャンネルを開設したいときに、自分がやろうとしているジャンルで先人がいないか調べたい時があると思います。
ですが現状ではチャンネル名や動画の再生回数などは分かりますが、
・直近1ヵ月のチャンネル登録の動きはどんな感じなんだろうか?
・投稿頻度はどのくらいなんだろう?
・このチャンネルの視聴者層はどんな人なんだろう?
などのデータはYouTube上では見ることができません。そこでこのツールなのですが、Noxinfluencerは他のツールと比べて競合のYouTubeチャンネルを調べるのに最適なツールとなります。
注意点として、コチラのツールを使用するにはアカウント作成が必要となります。ログイン後、調べたいジャンルもしくは、チャンネル名を検索ワードに記入します。
ログイン後、調べたいジャンルもしくは、チャンネル名を検索ワードに記入します。次に気になるチャンネルがあればクリックをするとページが表示されます。
NoxInfluencerは下記の項目を調べることができます
①基礎データ
基礎データのタブでは以下のことが分かります
・平均表示回数、平均エンゲージメント、今コンテンツ数など
・直近3か月のチャンネル登録者・再生回数・投稿数の増加など
・アカウントパフォーマンス(NoxInfluencer独自のスコア表)
②視聴者
視聴者のタブは無料ユーザーでは閲覧ができませんが性別や、年齢層、視聴者地域、視聴者が視聴している時間帯などがわかるようです
③コンテンツ
コンテンツのタブは下記の項目が調べることができます。
・投稿スケジュール
・投稿頻度
・アカウントがよく使うタグ etc…
④ブランド
ブランドのタブも無料ユーザーでは閲覧ができませんが、プロモーション行ったブランドや効果などが見れるようです。注意事項としては、
・無料ユーザーではタイムラグがあったりなどで正確なデータではないということ
・広告の収益額などが掲載されているがあくまで参考値であるということ
以上を踏まえ競合チャンネルの動向を測り、自分のチャンネルを解説する上で戦略を立てやすくするツールとなります。
vidIQ
次に分析にオススメなツールは「vidIQ」です。vidIQとはキーワードに特化した分析ツールとなります。使用する際はGoogleの拡張機能で使用が出来ます。
このvidIQを使うことによって「キーワードのボリュームや競合性を見て、やろうとしている企画が伸びるのかどうか」ということが分かるようになります。では実際に見ていきましょう。
まずは「動画編集」というキーワードを検索します。
画面右端に出ていたこちらがvidIQの画面になります。
・overrall score → キーワードの総合評価
・volume → 検索したキーワードの動画の容量
・competion → 検索したキーワードの競合性
主にこの3つが重要なポイントとなります。「overrall score」が60以上の数値を出していれば、そのキーワードでの動画は需要があると判断してもよいでしょう。
先ほどの「動画編集」でのキーワードではvolumeが80、competionがmediumとなっていたので「キーワードとしてのボリュームはあるが競合性が高い」という評価になります。
2つを加味してそのキーワードの動画を作るかどうかを総合的に判断することができます。ですがキーワードというのは1つだけではなく、2つ 、3つと掛け合わせることがありますよね?
「動画編集」というキーワードでは競合が多かった、では「動画編集 スクール」ではどうでしょうか?
上記の画像が「動画編集 スクール」で検索して見た結果ですが、overrall scoreが「67」、volumeが「53」、competionが「very low」ということで評価としては「キーワードのボリュームはそこそこあり、競合性は低い」という判断ができます。
これであれば、このキーワードで企画を考えて動画を作ってみても良いかもしれませんね。他にも、動画に付いている「ビデオタグ」や「チャンネルタグ」などがわかるので、競合チャンネルがどんなタグを付けているのかも見ることができます。
以上を踏まえて、YouTubeのキーワード対策にこのツールは非常に効果的です。
Google キーワードプランナー
次にご紹介するツールは「Google キーワードプランナー」です。こちらはGoogle全体での検索ボリュームを探す時に有効なツールとなりますが、実はYouTubeでも使えます。
その理由は、YouTubeはGoogleが運用している動画プラットフォームだからです。使う用途としては、先程ご紹介したvidIQと似ているのですが、Googleキーワードプランナーはその名の通りGoogle全体でのキーワードのボリュームを見れるツールです。
このツールを使うことで、YouTubeよりもより広くキーワードのボリュームを探すことができます。キーワードは企画の需要を探す以外にも活用方法はあります。
・動画のタイトルをつけるとき
・概要欄内の文言
・タグ など
企画以外にも活用方法もたくさんあります。また、恐らく皆さんが最初に何かを調べたいときに使うものはGoogleではないでしょうか?Googleで検索した際になるべく上位に検索が引っかからないと見られることすらできないですよね。Googleで検索に引っかかるようになるイコール、YouTubeでも検索されるという需要が成り立つので役に立つと思います。
使い方はまず、左側面の「ツール」というタブから「キーワードプランナー」を選択します。次に、「新しいキーワードを見つける」から調べたいキーワードを入力します。
そうすると月間平均の検索ボリュームが出てくると同時にそれに関連されるキーワードも出てくるので活用できます。以上を踏まえて、GoogleキーワードプランナーはYouTubeより更に広い領域でキーワードのボリュームを探すのに適しています。
kamui tracker
次にご紹介するのはkamui trackerです。kamui trackerはネット検索した際に、YouTubeの分析ツールで必ずといっていいほど出てくる分析ツールの1つとなります。
最初に注意していただきたいのは、このkamui trackerも一部有料のページがあり、無料では限定的であるというのと、YouTubeの分析機能に関してはチャンネルの登録者数が、100人を超えていないと利用できないというデメリットが存在します。
ですので、このカムイトラッカーは「トレンド分析」で有効活用していくのが効果的だと考えます。それでは使い方をご説明します。
まずは、アカウントログイン後左側面からトレンドキーワードを選択。
あなたのやろうとしているチャンネルのカテゴリー、もしくは現在運用しているチャンネルのカテゴリーを当てはめてください。集計期間は7日で検索してみてください。
右の「上昇率」に注目していただき、7日間でこの上昇率が高いキーワードがトレンドのキーワードとなっている可能性が高いのでここからヒントを得て企画作りに役立ててください。
他にも「トレンドチャンネル」や「トレンド動画」などの項目があり、その名の通り今、人気のあるチャンネルや動画単位で調べることができます。
以上を踏まえて、トレンドを把握して活用するということは、YouTubeチャンネルの立ち上げの際にブーストのような役割を果たします。ぜひ活用してみてください。
YouTube Analytics
最後にご紹介するのは「YouTube Analytics」です。YouTube AnalyticsはYouTubeの公式の分析ツールとなります。YouTube Analyticsを使わないでYouTubeを分析・解析することは不可能に近いと言っても過言ではないでしょう。
YouTube Analyticsで見るべき数字は3つです
・YouTube上に動画のサムネイルが表示される回数である「インプレッション数」
・サムネイルの「クリック率」
・視聴者が動画をどのくらいの長さで継続して見てくれいるかという「視聴維持率」
他にも細かく見るところはありますが、この3つの数字を伸ばすことができればあなたのYouTubeチャンネルは自ずと成長すると言えます。チャンネルの評価を上げるには、上記「3つの数値」を意識しながら動画を作っていくことが重要になります。
まずはクリックされやすいサムネイルやタイトルの設定
↓
次に視聴維持率を高められるように動画を最後まで見てもらう工夫
↓
動画の評価が上がり、YouTubeのトップ画面や関連動画に載りやすくなりインプレッション数が上がる
↓
チャンネルの評価があがりチャンネルが成長していく
他にも細かい要素はあるのですが、この3つから紐解いていくことで動画1つ1つに対して分析、そしてどのように対策すればよいか、解析することができます。
YouTubeの分析結果を上手く活用するコツ
次に少し簡単にはなりますが、YouTube分析結果を上手く活用するコツについてお話いたします。結論として「分析した結果で仮説を立てて検証していくこと」が上手く活用するコツではないかと考えています。
上記を含め、色んな分析ツールをご紹介させていただきました。あなたは色んなツールを使ってチャンネルを伸ばそうと考えていると思います。その際に「このデータは○○だから次の動画では××してみよう」という仮説を立てて検証できるかが重要になります。
YouTubeが上手くいかない理由の1つとして「再現性がない動画を作ってしまう」ということが考えられます。動画がバズった際に「なぜバズったんだろう」と分析して仮説を立てられなければ、それはまぐれで”バズってしまった”に過ぎません。
キーワードが上手く当てはまったのか、動画を長く見てもらったからなのか、サムネイルが目を惹く内容だったからなのか、企画がそもそも視聴者のニーズに合っているのかなど、なぜそうなったのか?という疑問を持ち続けましょう。
そうして再現性のある動画を作り出すことができたら10万人、100万人の登録者の獲得やチャンネルの成長は夢ではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。YouTubeの分析と解析を行うにあたって、ツールを有効活用すればチャンネルの課題を上手く導き出すことができると思います。
ですが、YouTubeやSNSにおいて正解というものは実はあまりなく、自身の力で正解を見つけに行かなくてはなりません。先ほども言った「仮説と検証」を繰り返して諦めずコツコツと積み上げていけば、チャンネルの成長はきっとできると思います。
その時に、この記事が役に立ったと思っていただけたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。