【2024年最新版】YouTube広告の7種類の特徴やメリット・デメリットを解説

【2024年最新版】YouTube広告の7種類の特徴やメリット・デメリットを解説

近年では、YouTubeの利用者増加に伴って、YouTube広告を配信したいと考えている方もいるでしょう。

しかし、YouTube広告にはさまざまな種類があるため、どの広告を選べばよいのか悩まれると思います。

本記事では、YouTube広告の7種類の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

YouTube広告とは?

YouTube広告とは?

YouTube広告とは、その名の通りYouTubeやYouTubeの関連サイト上に表示される広告のことです。

YouTubeで動画視聴の前後や途中に、広告動画が表示された経験のある方も少なくないでしょう。

近年ではスマートフォンの利用者の増加に伴い、YouTubeの利用者も増えているため、YouTube上でプロモーションできるYouTube広告の活用に注目が高まっています。

YouTube広告には、複数の種類があるため、活用する際は、どの種類の広告を利用するのかの検討が必要です。

次章では、YouTube広告の種類とそれぞれの特徴を詳しく解説します。

YouTube広告の7種類の特徴

YouTube広告の7種類の特徴

YouTube広告には、以下の7種類があります。

・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・バンパー広告
・インフィード動画広告
・ショート動画広告
・アウトストリーム広告 
・マストヘッド広告

それでは、7種類のYouTube広告の特徴をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

広告①スキップ可能なインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告は、動画の前後や途中に表示されるYouTube広告で、広告の再生から5秒後にスキップできるようになります。

広告の尺は15秒〜3分が推奨されており、広告が最後までもしくは30秒再生された場合や、動画がクリックされた場合に料金が発生します。

スキップ可能なインストリーム広告を利用する場合には、5秒でスキップされないよう、最初の5秒間でユーザーの興味をひく工夫が必要です。

広告②スキップ不可のインストリーム広告

スキップ不可のインストリーム広告は、スキップ可能なインストリーム広告と同様に動画の前後や途中に表示されるYouTube広告ですが、スキップ可能なインストリーム広告と異なり、広告のスキップができません。

動画の尺は15秒以下に設定されており、ユーザーがYouTube動画を視聴するためには、広告を最後まで視聴する必要があります。

そのため、広告を最後まで視聴してもらえるメリットがありますが、視聴したい動画の前に表示される広告はストレスの対象となるため、広告がマイナスの印象を与えてしまう恐れがあるでしょう。

広告③バンパー広告

バンパー広告は、インストリーム広告と同様に動画の前後や途中に表示されるYouTube広告で、動画の尺は6秒以内です。

また、バンパー広告はスキップできないため、動画を最後まで視聴してもらえます。

スキップができないと悪印象になりそうですが、バンパー広告は再生時間が短いため、スキップ不可のインストリーム広告と比べて印象が悪くなりづらいです。

広告④インフィード動画広告

インフィード動画広告は、YouTubeの関連動画欄や検索結果など、動画の再生場所以外に表示されるYouTub広告です。

ユーザーが広告をクリックすると、動画が再生されます。

動画の前後や視聴中に広告が表示されるとユーザーに悪印象を与えやすくなりますが、ユーザーの動画の再生に関わらないインフィード動画広告は、印象が悪くなりづらいです。

広告⑤ショート動画広告

ショート動画広告は、縦型フォーマットで、最大60秒という短い尺の動画を用いたYouTube広告です。

最近は、短い尺による視聴の手軽さから人気を集めており、特に若者世代の利用者が多いため、若者世代をターゲットにする際には利用を検討したいYouTube広告の1つです。

広告⑥アウトストリーム広告 

アウトストリーム動画とは、モバイル端末でのみ配信されるYouTube広告です。

YouTubeの中で流されるのではなく、Google動画パートナーのWebサイトやアプリ上に表示されます。

アウトストリーム広告の特徴は、最初は音声なしでスタートすることで、ユーザーが広告をクリックするとミュートが解除され、音声が流れます。

広告⑦マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面の一番上に表示されるYouTube広告で、

音声のない動画が自動で30秒間再生されます。

YouTubeのホーム画面の一番上という、目立ちやすい場所に表示される広告のため、ユーザーに認知されやすい特徴があります。

ただし、対象となる視聴者を絞れないため、ターゲティングができない点には注意が必要です。

YouTube広告の5つのメリット

YouTube広告の5つのメリット

YouTube広告には、以下の5つのメリットがあります。

・情報が記憶に残りやすい
・ユーザー数が多い
・目的やターゲットに合わせて配信できる
・無駄なコストが発生しづらい
・効果検証をしやすい

それでは、YouTube広告の5つのメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①情報が記憶に残りやすい

YouTube広告では、動画で広告を配信できるため、視覚と聴覚の両方で情報を伝えられます。

その結果、ブランド名やサービス内容などの情報が記憶に残りやすいです。

メリット②ユーザー数が多い

YouTubeは、国内における18 歳以上の月間ユーザー数が2023年5月時点で、7,120万人を超えたことが発表されています。

そのため、全国各地のユーザーへ広告を届けられます。

参照:2023 年の YouTube 視聴はますます多様に —— テレビデバイスで月間 3,800 万人、ショート動画も前年度より加速

メリット③目的やターゲットに合わせて配信できる

YouTube広告では、ターゲットを以下の項目から詳細に設定できます。

・年齢
・性別
・居住地域
・ライフスタイル
・趣味
・好み

さらに、設定したターゲットに関連した動画にだけ広告を配信することもできるため、目的に合わせた施策を実行できるでしょう。

メリット④無駄なコストが発生しづらい

YouTube広告では、クリック数やインプレッション数に応じて料金が発生するため、無駄なコストが発生しづらいです。

さらに、設定したターゲットのみに広告を配信できるため、ターゲット外のユーザーからのからのクリックやインプレッションが発生しないことも、無駄なコストが発生しづらいポイントの1つです。

メリット⑤効果検証をしやすい

YouTube広告では、再生数や再生時間、インプレッション数、クリック数などのデータを確認できます。

これらのデータを分析すれば、広告の内容は適切だったのか、ターゲットが正しかったのかなどの効果検証を行えます。

効果検証は、広告の改善に役立つため、効果検証をしやすいことは、大きなメリットと言えるでしょう。

YouTube広告の4つのデメリット

YouTube広告の4つのデメリット

YouTube広告には、以下のデメリットがあります。

・動画を最後まで見てもらいづらい
・悪印象を与える恐れがある
・動画の制作にはコストがかかる
・専門的な知見が必要になる

続いて、YouTube広告の4つのデメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

デメリット①動画を最後まで見てもらいづらい

YouTube広告は、スキップ可能な場合、動画を最後まで見てもらいづらいデメリットがあります。

そのため、動画を最後まで視聴されるような工夫が必要です。

デメリット②悪印象を与える恐れがある

動画の前後や途中に表示される広告の場合、ユーザーがストレスに感じ、悪印象を与えてしまう恐れがあります。

デメリット③動画の制作にはコストがかかる

YouTube広告で配信する動画を制作するには、制作費や外注する場合には外注費などのコストがかかります。

YouTube広告を配信する場合には、広告費以外にもコストがかかることを把握しておきましょう。

デメリット④専門的な知見が必要になる

YouTube広告を配信して得たデータを分析するためには、専門的な知見が必要です。

そのため、自社でYouTube広告の知見のあるスタッフをリクルートするか、専門家に依頼を検討してもよいでしょう。

【目的別】YouTube広告の選び方

【目的別】YouTube広告の選び方

YouTube広告を活用する際に、7種類の広告の内どの広告を選ぶのかは、YouTube広告を利用する目的によって異なります。

以下では、目的別のYouTube広告の選び方を解説します。

目的①商品・ブランドの認知向上

YouTube広告の利用が、商品やブランドの認知向上の場合には、以下の広告がおすすめです。

・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・バンパー広告
・アウトストリーム広告
・マストヘッド広告

商品・ブランドの認知向上には、上記のような、動画視聴の際に表示される広告や、認知されやすい箇所に表示される広告を利用した方がよいでしょう。

目的②商品・ブランドの比較検討

YouTube広告の利用が、商品やブランドの比較検討の場合には、以下の広告がおすすめです。

・スキップ可能なインストリーム広告
・インフィード広告

商品やブランドの比較検討を目的とする場合、上記のような、ユーザーの行動を促しやすい広告の利用がよいでしょう。

目的③見込み顧客の獲得や販売促進

YouTube広告の利用が、見込み顧客の獲得や販売促進の場合には、以下の広告がおすすめです。

・スキップ可能なインストリーム広告
・インフィード広告

見込み顧客の獲得や販売促進を目的としてYouTube広告を利用する場合には、ターゲティングで購買意欲の高いユーザーにリーチし、行動を促しやすい上記のような広告が向いているでしょう。

YouTube広告の料金形態

YouTube広告の料金形態

YouTube広告の料金形態は、以下の表の通りです。

YouTube広告の種類料金形態
スキップ可能なインストリーム広告動画が30秒間再生された場合、もしくは30秒経つ前に動画を操作した場合に料金が発生
スキップ不可のインストリーム広告広告のインプレッション数によって料金が発生
バンパー広告広告のインプレッション数によって料金が発生
インフィード動画広告広告を視聴した場合に料金が発生
ショート動画広告広告のインプレッション数によって料金が発生
アウトストリーム広告動画が2秒以上された場合に料金が発生
マストヘッド広告広告のインプレッション数によって料金が発生

YouTube広告を利用する場合には、どの料金形態が自社の広告に合うのかを、判断する必要があります。

YouTube広告の配信手順

YouTube広告の配信手順

YouTube広告は、以下の手順で配信を行います。

1.YouTubeに動画をアップロード
2.Google広告でキャンペーンを作成
3.キャンペーンで達成したい目標を選択
4.入札戦略・予算を設定
5.ターゲットを設定し、広告グループを作成
6.動画広告の配信設定

上記の手順を参考に、YouTube広告を配信してみてください。

まとめ

まとめ

YouTube広告には、以下の7種類があります。

・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・バンパー広告
・インフィード動画広告
・ショート動画広告
・アウトストリーム広告 
・マストヘッド広告

7種類の広告にそれぞれ異なる特徴があるため、目的に合わせて使い分けましょう。