韓国系のYouTubeチャンネル運用・活用事例10選
日本における韓流ブームが到来したのは2003年の「冬のソナタ」が放送され人気を博したことによりスタートしたとされています。
それから9年の時を経て、2020年に「第4次韓流ブーム」が新語・流行語大賞にノミネートされました。2022年現在まで若者を中心に韓流ブームは続いており、YouTube業界における韓国系コンテンツの需要も高まっています。
K-POPをはじめ、化粧品、美容、ファッション、食べ物等あらゆるジャンルで若者の韓国人気を博しています。現代の若者たちは韓国系YouTubeチャンネルでどんなものを視聴しているのか。どんなコンテンツが人気なのか。
本記事では、若者に人気の韓国系Youtubeチャンネルを10個選出して紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
目次
韓流系コンテンツを上げるメリット
現在日本では「第4次韓流ブーム」が巻き起こっているため、韓国のあらゆるものが流行っています。
2022年8月の訪韓客は31万人と前年同月の3.2倍を記録しています。
その関係もあり、コスメ・グルメを発信している、韓国系ユーチューバーがじわじわと人気を集めています。
そのため、韓国系のYoutubeチャンネルは検索からの流入を大いに狙える分野となっています。韓国で人気のスポットや韓国コスメの最新情報をリアルタイムで発信し続けることで、若い世代からの人気を集めることが可能です。
また、韓国企業においては、タイアップ広告にYouTuberを起用する機会が非常に多い為、案件獲得に繋がる可能性が大いに見込めます。
YouTubeチャンネルの運用・活用事例
①Mnet K-POP
韓国のケーブルテレビ局でもある「CJ ENM」が運営する韓国系音楽専門チャンネル『Mnet』の公式Youtubeチャンネルです。チャンネル登録者数 1980万人(2022年10月現在)
特に「M Countdown」に出演したアーティストのパフォーマンス動画が人気です。
ケーブルテレビ局の番組なので、番組を全部視聴するには有料なのですが、リアルタイム視聴でなければ無料で推しのパフォーマンス動画が観られるということが特徴です。K-POPファンには非常に嬉しいチャンネルではないのでしょうか。
ケーブルテレビ局が公式チャンネルで「M Countdown」で披露したパフォーマンス動画を投稿することにより、無断転載を防止できることに加え、番組の予告のみを投稿することで新規契約にも繋げることができるので、好循環のサイクルを生み出すことができています。
②BLACKPINK
YGエンターテインメント所属の4人組ガールズグループ『BLACKPINK』が運営しているYouTubeチャンネルです。チャンネル登録者数 8200万人(2022年10月現在)
通常のミュージックビデオのみならず、ミュージックビデオのメイキングやダンスプラクティス動画、ティーザーなど、充実したコンテンツを投稿しています。
スタジオ入りするメンバーがスッピンに近い素顔を見せていたりするのも、ファンにとっては彼女たちをより身近に感じられて嬉しいコンテンツになっています。
世界で最も人気の高い女性アイドルグループと評されるBLACKPINKであるが、ビルボードチャートの “Hot100” では、新曲リリースから2ヶ月経った10月現在も100位以内をキープしており、“Global200” では3週連続1位達成という快挙を成し遂げています。
YouTubeにおいても数々の偉業を成し遂げており、チャンネル登録者数8000万を超えたPOPアーティストは史上初です。他にも2022年8月に公開された「Pink Venom」のミュージックビデオは公開から29時間35分で再生回数1億回を突破し、K-POPガールズグループのミュージックビデオの中で最も早い記録となりました。
③토모토모TomoTomo
韓国人女性 ユインさんと日本人男性 ともつなさんの日韓カップルが運営しているYouTubeチャンネルです。チャンネル登録者数 102万人(2022年10月現在)
日常を撮影したVlogや旅行のVlogなどを投稿しています。
動画内でお二人が話す際は、日本語と韓国語どちらも使用されており、また字幕も両言語ついているため、各言語を学びたい方たちにもピッタリな動画となっているのではないでしょうか。
また、韓国での過ごし方と日本での過ごし方の両方が観られるのもこのチャンネルの特徴でもあります。
日本と韓国どちらにも人気なチャンネルですが、動画のコメント欄には韓国語でのコメントが多いことから、韓国の視聴者の割合が高いことが予想されます。
④韓国留学生momona
韓国の延世大学を卒業してから、台湾に語学留学をし、現在は韓国で暮らしながらYouTuberとして活動しています。チャンネル登録者数 58.8万人(2022年10月現在)
ファッション系、メイク系、モッパンの動画をメインで投稿していて、その中でも1人で外食に行っている動画が人気です。
momonaさんは韓国在住ですので、韓国のリアルなファッションのトレンドや、スポットを知ることができることからmomonaさんのスタイルを参考にしている10代〜20代の方も多いのではないのでしょうか。
⑤韓国人先生デボちゃん
韓国と日本の食文化の違いや、日本で実感したことを面白く紹介している日本在住の男性デポちゃんさんが運営するチャンネルです。チャンネル登録者数 46.9万人(2022年10月現在)
面白い日韓の比較動画や、日本人が体験することのできない韓国での兵役の過酷さを実演しています。日本語も若者言葉を多く使い、字幕テロップも独特なことからZ世代から多くの人気を獲得しています。
また、面白さだけではなく、甘いお顔をしているので女性からの人気が非常に高いです。
⑥Make up GYUTA
韓国国籍のギュテさんはメイク動画を中心に動画を投稿しています。チャンネル登録者数 32.7万人(2022年10月現在)
整形級メイクテクニックの腕前をお持ちで、誰にでも真似しやすく解説しながらメイクをしてくれるところも人気の要因です。
また、ギュテさんが持っているテクニックはメイクだけではなく、トークスキルも高いため、視聴者も飽きることなく動画を観ることができるのではないでしょうか。
⑦アンエンユリ
元E-girlsの須田アンナさんとYURINOさんが運営するYouTubeチャンネルです。チャンネル登録者数 21.1万人(2022年10月現在)
お二人は韓国好きを公言していて、コロナ禍以前から何度も渡韓しています。
コスメなども韓国のものを多く使用しています。
また、元E-girlsということでダンスが上手なのでK-POPの踊ってみたを多く投稿しています。
須田アンナさんは韓国語を学んでいたこともあり、自惚れる程韓国語が堪能なようです。
韓国にも多くのお友達がいらっしゃって、韓国を訪れた際にはディープな韓国を堪能していたそうです。
韓国でvlogを撮るのがお二人の目標とおっしゃっていたので、今後お二人が渡韓した際には韓国の通な楽しみ方が観られるかもしれません。
⑧Hyukヒョク
韓国出身、日本在住の韓国人のヒョクさんが運営するYouTubeチャンネルです。チャンネル登録者数 54.1万人(2022年10月現在)
主にスキンケア商品の紹介動画を投稿しています。2021年7月に化粧品成分検定2級を取得しており、スキンケア紹介動画において絶大な信頼を得ています。ご自身でセラム大魔王と名乗っている程、セラムに詳しいです。
ヒョクさんは日本の 公開ボーイズアイドルオーディション「PRODUCE 101 JAPAN」に参加しました。残念ながら第二回順位発表で脱落してしまいましたが、綺麗な顔立ちから多くのファンを獲得しました。
“【美鼻】ブラックヘッドの治し方!! 本気で黒ずみ毛穴治したい人へ。 You can remove blackheads!”の動画は、1200万回再生を超えるなど話題に。
⑨문복희 Eat with Boki
韓国人女性が運営するモッパンチャンネル『Eat with Boki』チャンネル登録者数 830万人(2022年10月現在)
2019年4月9日から、YouTuberとして活動をスタートしていて、わずか3年半で登録者数800万人を獲得する大人気モッパンチャンネルです。
お友達にYouTubeを投稿することを勧められて始めたYouTubeですが、今では大食いをする美女という点で韓国のモッパンチャンネルの中でも上位の人気を誇っています。
動画内ではあまり喋らないスタイルで、味の感想は字幕で表示される独特なスタイルをとっています。
実はムン・ボクヒさんはステルスマーケティング騒動で2020年8月に活動休止をしていました。それから約3ヶ月の休止期間を経てステマを認め、謝罪し2020年11月に活動を再開しました。
チャンネル内で最も再生されている動画は、“JPN SUB)辛い骨無しチキンと、まろやかなカルボプルダックポックンミョンのモッパン mukbang ASMR Korean Real Sound Eating”のタイトルの動画で4225万回の再生回数を記録しています。(2022年10月現在)
⑩KaoruTV
韓国在住中の日本人女性のカオルさんが運営するYouTubeチャンネルで登録者数 は87.3万人(2022年10月現在)
2016年にYouTubeに動画を投稿し始めた彼女は、一番人気の韓国市場食べ歩き動画から、韓国関連の情報・商品の紹介、モッパン(食べる様子を配信すること)のライブ配信までを行い、韓国のリアルを日本人向けに発信している。
また、韓国人でも知らないようなディープな場所に訪れるのですが、彼女は動画内で、丁寧に目的地の最寄りから道順を紹介してくれるので、それを頼りに実際に訪れるファンも多いようです。
まとめ
査証(ビザ)なし入国の再開や入国時の防疫措置の緩和により、渡韓する日本人旅行客が増えており、その兼ね合いから「第4次韓流ブーム」は加速し続けることが予想されます。
「韓国系」の中にも多岐にわたるジャンルが存在しているので、その時の流行に合ったコンテンツを発信することで、韓国ファンの多くを獲得することができます。
しかし、ジャンルの中でも流行の移り変わりがとても早いので、ジャンルを韓国系に絞った際にも、何を取り上げるのかしっかり選定する必要があります。
YouTubeを始めるにあたって、チャンネルの目標として案件獲得を狙っている方も多いと思います。年齢・性別問わず人気であり、案件獲得のチャンスが大いにある韓国系を取り上げてみてはいかがでしょうか。
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