YouTube動画のクオリティUP!撮影のテクニック5つと気をつけるべきポイント10選

YouTubeの動画の視覚的なクオリティは、視聴者に与える印象を大きく左右すると言えるでしょう。
動画の内容がどんなに面白くても、映像がぼやけていたりアングルが不適切だったりすると、視聴者はすぐに離れていってしまいます。
本記事では、YouTube動画のクオリティをアップするための撮影テクニックを5つご紹介するとともに、撮影時に気をつけるべき10のポイントを解説します。
これらを実践することで、視覚的にも聴覚的にも魅力的な動画を作成することができますよ。
ぜひ参考にしてください。
撮影アングルと構図の基本

YouTube動画の撮影において、アングルと構図は映像の印象を大きく左右する重要な要素です。
以下に、アングルと構図の説明やポイントをまとめました。
説明 | 特徴(ポイント) | |
アングル | 視聴者の視点を決定する | 被写体を見下ろす角度は、客観的な印象を与える被写体を見上げる角度は、迫力や圧迫感を与える |
構図 | 被写体や要素をどのように配置するかを決める | 画面中央に顔がある構図は、バランスが悪くなるため注意する。商品の紹介やハウツー動画を撮影する際は、画面の3分の1に人物を収めるとよい。 |
画面中央に顔がある構図は、バランスが悪くなるため注意する。
商品の紹介やハウツー動画を撮影する際は、画面の3分の1に人物を収めるとよい。
撮影アングルは、人物や商品をクローズアップすることで感情や特徴を強調したり、引きのアングルで全体を捉えられます。
撮影アングルによって動画の印象が変わるため、動画の内容や伝えたいメッセージに合わせてその都度調整することが大切だといえるでしょう。
また、構図は映像内の被写体や要素のバランスを取ることが重要です。
構図を意識することで、映像に美しさやプロフェッショナル感が加わり、視覚的に魅力的な動画が作れるようになりますよ。
YouTube動画のテクニック5つ

YouTube動画のクオリティを高めるためには、撮影技術や映像の表現力を向上させるテクニックを取り入れることが重要です。
ここでは、YouTube動画のテクニックを5つ紹介します。
- 高画質
- 音質
- 照明
- 手ブレ防止
- 視聴者目線での撮影
これらのテクニックを実践し、視覚的にも聴覚的にも魅力的な動画を作成していきましょう。
テクニック① 高画質
高画質な動画は視聴者にとって非常に重要な要素と言えるでしょう。
画質が悪いと、内容が面白くても視聴者が離れてしまう原因につながります。
クリアで鮮明な映像を提供するためには、適切なカメラ設定や、解像度やホワイトバランスの調整が欠かせません。
カメラのピント調整もしっかり行い、色味や明るさが美しく映し出されるように工夫しましょう。
テクニック② 音質
音質は動画のクオリティに大きく影響します。
そのため、視聴者が内容に集中できるよう、クリアで聞きやすい音質を収録しましょう。
内蔵マイクは外部マイクに比べて音質が悪い傾向があるため、より高いクオリティを求める場合は外部マイクの使用をおすすめします。
さらに、録音時の音量調整やノイズの除去を行うことで、よりクリーンな音を録音できますよ。
テクニック③ 照明
照明テクニックも、動画のクオリティを左右する大切な要素です。
適切な照明がないと、映像が暗くなったり、被写体が見えづらくなったりしてしまいます。
自然光を活用する方法もありますが、人工照明をうまく使うことで、より明るく鮮明な映像を撮影できるでしょう。
キーライト、フィルライト、バックライトの3点照明を駆使すると、立体感を出すことができ、映像が一層引き立ちます。
テクニック④ 手ブレ防止
手ブレのある動画は、視聴者に不快感を与えることがあります。
手持ち撮影でも、カメラの持ち方や撮影方法を工夫することで、手ブレを最小限に抑えられますが、完璧とはいえません。
やはり、高品質な動画を撮影するためには、三脚やジンバルを使用するのがおすすめです。
特に、ジンバルは動きのあるシーンでもスムーズな映像を提供してくれるため、Youtube動画に最適な機材といえます。
テクニック⑤ 視聴者目線での撮影
「視聴者目線での撮影」とは、視聴者が何を求めているか、どのようなコンテンツを期待しているかを意識して動画を作成することを言います。
視聴者のニーズを捉えた内容を提供することで、より深いエンゲージメントを生めるでしょう。
視聴者がどの部分に注目すべきかを意識し、視線誘導や構図で重要な情報を強調することで、視聴者にとってわかりやすく、興味を引きつける動画に仕上がります。
撮影時に気をつけるべきポイント10選

次に、撮影時に気を付けるべきポイントについて紹介します。
ポイントは大きく以下の10点です。
- 撮影許可をとる
- 肖像権やプライバシーに配慮する
- 照明を適切に設定する
- 周囲の音に注意を払う
- 最適な撮影アングルを選ぶ
- バッテリーやメモリカードを確認する
- 背景に気を配る
- 大きな声で話す
- 身体を動かさない
- つなぎ言葉を使わない
ぜひ参考にしてください。
ポイント① 撮影許可をとる
撮影許可を得ることは、忘れてはならない大切なポイントです。
撮影を行う場所が私有地や商業施設の場合は、必ず撮影許可をとりましょう。
無断で撮影を行うと、後で法的な問題が発生する可能性があります。
特に商業目的での撮影は、事前に許可を得ることが求められるため注意が必要です。
ポイント② 肖像権やプライバシーに配慮する
YouTube動画の撮影時には、肖像権やプライバシーに配慮することが大切です。
人物を撮影する場合は事前に許可を取り、他人が映り込んでしまった場合はモザイク加工を施す必要があります。
編集時の手間を省くためにも、人通りの少ない場所や時間帯を選ぶとよいでしょう。
住所や書類などの個人情報が、動画内に映り込んでいないかを確認することも忘れてはいけません。
ポイント③ 照明を適切に設定する
YouTube動画の撮影時、照明を適切に設定することは非常に重要です。
被写体がしっかり見えるようにライトを設置することが基本ですが、光量にも注意を払いましょう。
過剰な明るさにならないように光を適切に調整して、視聴者にとって目に優しく自然な映像になるよう意識することがポイントです。
また、照明の色温度を調整することで、映像の雰囲気を自分の意図に合わせて変えられます。
温かみのある色味は暖かい印象に、クールな色味は落ち着いた雰囲気やプロフェッショナルな印象を与えられるため、ぜひ意識してみてください。
ポイント④ 周囲の音に注意を払う
撮影する際は、周囲の音に注意を払いましょう。
雑音や風の音などが入ってしまうと音声が不明瞭になり、視聴者にとってストレスになりかねません。
外部マイクの使用で音質を向上させ、周囲の音を極力カットしましょう。
撮影前に音環境を確認し、録音中に不快な音が入らないように配慮することも大切です。
ポイント⑤ 最適な撮影アングルを選ぶ
撮影アングルは視覚的な印象に大きな影響を与えます。
視線の向きやカメラの位置を意識して、視聴者に与える印象をコントロールしましょう。
動きがあるシーンでは、動きの追従も考慮して、カメラの位置を調整することが大切です。
ポイント⑥ バッテリーやメモリカードを確認する
撮影中にバッテリーが切れたり、メモリカードの容量が不足したりすると、撮影が途中で中断されてしまいます。
事前にバッテリーとメモリカードを十分にチェックし、予備のバッテリーやメモリカードを準備しておくと安心です。
特に長時間の撮影を予定している場合は、これらの確認を怠らないようにしましょう。
ポイント⑦ 背景に気を配る
撮影の背景が整っていないと、視聴者の注意が背景に向いてしまい、被写体が際立たなくなってしまいます。
そのため、背景に不要なものが映り込まないように整理し、シンプルで落ち着いた背景を選ぶことがポイントと言えるでしょう。
ボケ感を活用して背景をぼかすと、被写体を引き立たせられるためおすすめです。
ポイント⑧ 大きな声で話す
撮影時には、視聴者が声を聞き取りやすいように、大きな声で話すことを心がけましょう。
特に、屋外や騒がしい場所での撮影時には、マイクの距離や音量調整を適切に行い、声がこもったり聞こえにくくなったりしないように注意する必要があります。
音声がはっきりと聞こえることは、視聴者の動画体験を大きく向上させる重要なポイントです。
ポイント⑨ 身体を動かさない
身体を動かさないことも、大切なポイントの1つです。
動画撮影に慣れていない時期は、緊張や不安から体や手を不必要に動かすことがありますが、これらの動作は視聴者の注意を引き、映像に不安定さを与える原因になります。
深呼吸や背筋を伸ばすことを意識して、自然で落ち着いた姿勢で撮影できるようにしましょう。
ポイント⑩ つなぎ言葉を使わない
動画の内容をスムーズに伝えるためにも、つなぎ言葉はできるだけ使わないようにしましょう。
「えーっと」「そのー」などの言葉は視聴者にとって耳障りで不要な要素です。
Youtube動画を撮影する際は、話す内容を事前に整理し、できるだけ明確で簡潔な言葉を使うことがポイントです。
参考:YouTube撮影前に準備すること

YouTube動画の撮影にはテクニックや撮影時のポイントも大切ですが、準備がもっとも重要な要素であることを忘れてはいけません。
まずは、視聴者のニーズに合ったシナリオや台本ができているかを確認しましょう。
内容が視聴者に響くものであるかを見直し、伝えたいメッセージが明確であるかチェックします。
次に、必要な機材の準備を忘れずに行いましょう。
カメラ、マイク、三脚、ライトなど、撮影に必要なアイテムがすべて揃っているかを確認します。
事前にこれらを確実に準備しておくことで、高品質な動画をトラブルなく撮影できるでしょう。
「準備が8割」の意識を忘れずにしたいですね。
まとめ

ハイクオリティなYouTube動画を撮影するためには、テクニックや気をつけるべきポイントを意識することが大切です。
高画質な映像、優れた音質、適切な照明など、基本的なテクニックを身につけることで、視覚的にも聴覚的にも魅力的な動画を作成できるでしょう。
また、撮影前に必要な準備をしっかり整えることで、さらに動画の品質を高められます。
ぜひ、次回の撮影に役立ててくださいね。