YouTube Works Awards Japan 2023受賞作品|8つの部門賞とグランプリを紹介

YouTube Works Awards Japan 2023受賞作品|8つの部門賞とグランプリを紹介

2021年から毎年開催されているYouTube Works Awards Japanでは、毎回各年のグランプリが表彰されています。

また、YouTube Works Awards Japanは、毎年いくつかの部門ごとに分けられ、各部門の受賞作品も表彰するイベントです。

本記事では、YouTube Works Awards Japan 2023の受賞作品を紹介します。

YouTube Works Awardsとは?

YouTube Works Awardsとは?

YouTubeを見ていると、動画の前後や途中で広告が表示されますよね。

YouTube Works Awardsとは、そんなYouTubeの広告動画の中から、高い広告効果を得た動画を表彰する賞のことです。

YouTube Works Awardsの始まりは2017年のイギリスで、その後、アメリカをはじめとする世界各国で開催されています。

YouTube Works Awardsの審査員には、各国の第一線で活躍している広告クリエイターや広告主、YouTubeクリエイターなどが選出され、様々な視点から審査を行います。

例えば、YouTube Works Awards Japan 2023では、審査員の1人として、2024年6月現在 379万人の登録者数を誇るコムドットのやまと氏が選出されました。

2021年に日本で初めてYouTube Works Awards Japanが開催され、第3回開催となるYouTube Works Awards Japan 2023では、8つの部門賞とGrand Prix(グランプリ)が発表されています。

YouTube Works Awards Japan 2023のGrand Prix(グランプリ)の作品は?

YouTube Works Awards Japan 2023のGrand Prixは、Breakthrough Advertiser部門で部門賞を受賞した、株式会社明電舎の『「電気よ、動詞になれ。」ピクセルアート篇』です。

こちらの作品は、コーポレートイメージの向上を目的に制作されました。

広告主の株式会社明電舎は、インフラシステムの開発やモーターなどの電気に関わる事業を行う会社です。

電気関係の業界は、世の中の暮らしを支えている一方で、一般の人からは認識されにくく、若者からの認知度は低い傾向にあります。

そのため、若年層と株式会社明電舎の接点を強化するために制作されたのが、『「電気よ、動詞になれ。」ピクセルアート篇』です。

【部門別】YouTube Works Awards Japan 2023受賞作品

【部門別】YouTube Works Awards Japan 2023受賞作品

YouTube Works Awards Japan 2023では、8つの部門賞が設けられており、各部門で以下の会社が受賞しています。

・Action Driver部⾨:三井住友カード
・Best Brand Lift 部⾨:NTTドコモ
・Best Sales Lift 部⾨:⽇清⾷品
・Best Target Reach 部⾨:損害保険ジャパン
・Breakthrough Advertiser 部⾨:明電舎
・Force for Good 部門:日本赤十字
・YouTube Creator Collaboration 部門:日本財団電話リレーサービス
・Creative Effectiveness 部門:サントリーホールディングス

また、他のファイナリストの作品は「YouTube Works Awards Japan 2023 受賞作品 及びファイナリスト作品事例集」から確認できます。

それでは、YouTube Works Awards Japan 2023の各部門の受賞作品を詳しく見ていきましょう。

【Action Driver部⾨】三井住友カード

作品名学パ、あげてこ⤴
広告主三井住友カード株式会社
広告会社株式会社アイレップ
作品URLhttps://youtu.be/FkaE-Igq4CQ
広告の効果・CPA:86%へ改善
・検索数:130%へ増加

Action Driver部⾨を受賞したのは、三井住友カード株式会社の「学パ、あげてこ⤴」です。

この作品は、学生にとって魅力的なクレジットカードであることを伝える目的で制作されました。

【Best Brand Lift 部⾨】NTTドコモ

作品名ドコモ「卒業生100万人の答辞」/「あの恋をもう一度」
広告主株式会社NTTドコモ
広告会社株式会社 博報堂/株式会社TBWA HAKUHODO
作品URL「卒業⽣ 100 万⼈の答辞」
https://youtu.be/-MvTbgmvkZ4
「あの恋をもう⼀度」
https://youtu.be/fihPT44BppI
広告の効果・施策認知者のサービス利用意向:2.5倍(対非認知者)
・SNS でのポジティブコメント:10,000件以上

Best Brand Lift 部⾨を受賞したのは、NTTドコモの「卒業生100万人の答辞」と「あの恋をもう一度」です。

この作品は、学生にドコモを身近に感じてもらい、若者の顧客を獲得することを目的として制作されました。

【Best Sales Lift 部⾨】⽇清⾷品

作品名最強どん兵衛 最強地下CMッッ!
広告主日清食品株式会社
広告会社株式会社 博報堂
作品URLhttps://youtu.be/xXglQkdod-w
広告の効果・売上:174% 増加(対公開前週)
・オンラインショップ売上:223% 増加(前月比)

Best Sales Lift 部⾨を受賞したのは、⽇清⾷品の「最強どん兵衛 最強地下CMッッ!」です。

この作品は、従来のどん兵衛シリーズと比べて具材のレベルを上げた「最強のどん兵衛」の魅力を伝えるために制作されました。

【Best Target Reach 部⾨】損害保険ジャパン

作品名ファストCM「かけがえのない人生に、たしかな安心を。」篇
広告主損害保険ジャパン株式会社
広告会社株式会社トライバルメディアハウス
作品URLhttps://youtu.be/38VDAGup9Vs
広告の効果・好意度:17% 増加(対非広告接触者)
・視聴単価:1.97円・視聴率:46.8%

Best Target Reach 部⾨を受賞したのは、損害保険ジャパンの『ファストCM「かけがえのない人生に、たしかな安心を。」篇』です。

この作品は、損保ジャパンのことを知らない20〜34歳の男女をターゲットに、損保ジャパンの認知とともに「損保ジャパンってなんか好き」と感じてもらうことを目的として制作されました。

【Breakthrough Advertiser 部⾨】明電舎

作品名「電気よ、動詞になれ。」ピクセルアート篇
広告主株式会社明電舎
広告会社株式会社読売広告社
作品URLhttps://www.youtube.com/watch?v=KbugdlChqV4
広告の効果・好意度:2 倍以上(28.2→62.6)
・興味関心度:2.5 倍以上(25.4→64.6)
・イメージが「よくなった」:91.8%

Breakthrough Advertiser 部⾨を受賞したのは、Grand Prix も受賞した株式会社明電舎の『「電気よ、動詞になれ。」ピクセルアート篇』です。

会社のイメージ向上を目的として制作され、実際に企業イメージの向上に繋がっています。

【Force for Good 部門】日本赤十字

作品名おうちの中のモンスター
広告主日本赤十字社
広告会社株式会社電通デジタル/株式会社 電通
作品URLhttps://youtu.be/c9U_OYPmLYo
広告の効果・YouTube/Twitter総動画再生回数:約1,148万回
・YouTube完全視聴数:363万回

Force for Good 部門を受賞したのは、日本赤十字の「おうちの中のモンスター」です。

「おうちの中の危険を減らすこと」を目的として制作され、防災意識を高め、家具類の安全対策を促すような内容になっています。

【YouTube Creator Collaboration 部門】日本財団電話リレーサービス

作品名ずっと無理だと思ってた電話ができるようになりました。
広告主一般財団法人日本財団電話リレーサービス
広告会社株式会社 電通
作品URLhttps://youtu.be/ueb_-2fngjU
広告の効果・高評価率:99.5%(7062件・チャンネル史上最高)
・動画再生回数:38万回(チャンネル平均再生数の4倍)
・サービスの理解と好感のあるコメント:346件

YouTube Creator Collaboration 部門を受賞したのは、日本財団電話リレーサービスの「ずっと無理だと思ってた電話ができるようになりました。」です。

聴覚や発話に困難のある人と聴覚障害者等以外の人を、手話や文字と音声を用いて通訳するオペレータが電話でつなぐ「電話リレーサービス」の認知拡大を目的として制作されました。

【Creative Effectiveness 部門】サントリーホールディングス

作品名ほろよい飲んで、なにしよう?
広告主サントリーホールディングス株式会社
広告会社株式会社 電通
作品URLhttps://www.youtube.com/watch?v=HegrHyKwB0I
※作品動画は現在は非公開です
広告の効果・YouTube動画再生回数:754万回 ・X動画再生回数:486万回
・RT:45.3万・フォロワー:4万人増

Creative Effectiveness 部門を受賞したのは、サントリーホールディングス「ほろよい飲んで、なにしよう?」です。

この作品は、自社製品である「ほろよい」の酔いすぎずに、自分だけの時間を楽しめるという価値を伝えることを目的として制作されました。

まとめ

YouTube Works Awards Japan 2023では、以下の会社が8つの部門で表彰されました。

・Action Driver部⾨:三井住友カード
・Best Brand Lift 部⾨:NTTドコモ
・Best Sales Lift 部⾨:⽇清⾷品
・Best Target Reach 部⾨:損害保険ジャパン
・Breakthrough Advertiser 部⾨:明電舎
・Force for Good 部門:日本赤十字
・YouTube Creator Collaboration 部門:日本財団電話リレーサービス
・Creative Effectiveness 部門:サントリーホールディングス

また、Grand Prixには、株式会社明電舎の『「電気よ、動詞になれ。」ピクセルアート篇』が選ばれました。

YouTube Works Awards Japan 2024も発表されているので、ぜひ調べてみてください。