ビジネスノウハウ系のYouTubeチャンネル運用・活用事例10選
日本史や文学等、学生の勉強になるようなものから仕事術、人間関係、投資等の大人になってからの学びまで、現在YouTubeには沢山のジャンルのチャンネルが存在しています。
その中でも、動画の質が高く、ためになるチャンネルであったり、チャンネルをクリエイター自身の商品販売の導線の一部として利用する等「仕事術」等を体現しているチャンネルを10個紹介していきます。
目次
ビジネスノウハウ系チャンネルの運用のメリット
ビジネス系チャンネルはその特性上いわゆる「How To」系が多くなりやすい傾向にあります。そのため自身の強みや魅力を元に、構成を作成しやすいのが特徴です。
自身の商品やサービスを持っている方であれば1,000人以下の登録者数でも月100万円以上の売り上げや、約10万人の登録者で1億円以上の利益を出す方がいたりと、少ない登録者でも高い売り上げと利益率を上げることも可能です。
ビジネスノウハウ系活用事例10選
①中田敦彦のYouTube大学
ご存じ「オリエンタルラジオ」のあっちゃんこと中田敦彦が教育系YouTuberとして活動しているチャンネルで、登録者は490万人を超えます。
持ち前のトーク力と演出力を活かし「わかりやすく、面白く授業をする」ことをテーマにしており様々なジャンルを万人にわかるように解説してくれています。
社会・時事 / お金・投資 / 人間関係・心理 / 健康・医学 / 世界史/漫画・アニメなど様々なカテゴリーの動画を投稿。
特別番組「Win Win Wiiin」のシリーズも話題となり、最近では、特別番組「伝説の夫婦」を始動するなど、常に新しい取り組みを実施しているチャンネルです。
②鴨頭嘉人(かもがしらよしひと)
普段は「講演家」として活動しており、その講演の内容をそのままYouTubeで動画化し、投稿しています。2012年9月のチャンネル開設から、約10年間の間に合計1,321本以上の動画を投稿しています。
「人生を幸せに生きる考え方」や「人の心を動かすスピーチの仕方について」といった内容が多く、実際にお金を取って話している内容をYouTubeでは完全無料で見ることができます。
絶対見るべき!おすすめ動画TOP10や話し方・コミュニケーション・スピーチの技術のカテゴリーの動画が人気です。
YouTube広告を重点的に活用し注目を集め、メンバーシップ機能の活用やVoicyで配信したコンテンツをYouTubeでも投稿し活用するなど、YouTubeをうまく使い倒している良い事例のひとつかと思います。
③両学長リベラルアーツ大学
両学長 リベラルアーツ大学は、チャンネル登録者217万人(2022/10現在)で「今よりも一歩自由に!」をテーマに、 IT経営・投資家の両(リベラルアーツ大学学長)が、人生を豊かにするために必要な知識を配信しているチャンネルです。
「お金」をテーマに主に経済的自由を達成するための「節約」「起業」「投資」等の情報を投稿しています。
現在こそ質の高いアニメーション動画が多いですが、初期はただマインドマップを録画し音声をつけただけの動画でしたが、それでも当時から登録者は100万人以上と非常に高い数字を出していました。
両学長さん自身、18歳で起業し現在も会社経営や投資家としての顔をあわせ持っています。
YouTubeだけでなく、書籍の出版やオンラインサロン「リベシティ」の運営を行うなど、幅広く事業展開しているようです。
動画の特徴としては、結論ファーストで要点が抑えられていたり、その他にも様々なYouTube運用において最も大切な視聴者を楽しませる、満足させる という構成が徹底されているため、そういった部分はYouTube運用を考えている方は参考になる部分かと思います。
④メンタリストDaigo
【メンタリスト DaiGo】チャンネルは、登録者218万人の人気YouTubeチャンネルです。
日本で唯一の「メンタリスト」として知識のネットフリックス「Dラボ」を運営しており、そのDラボ内の配信の一部をYouTube内に投稿し、集客に繋げています。
内容はメンタリストの権威性を活かした「人間関係」の解決から「仕事術」「健康」「メンタル」等を世界中の様々な論文をキュレートし解説しています。
また先述の「Dラボ」はシステムを1から自身で作成しており、多くのYouTuberが自分の商品を持つにしてもプラットフォームは何かを借りる(使わせていただく)ことが多い中、自身のチームで自分のプラットフォーム自体を作成、保持しているため安定性としては、群を抜いています。
⑤サラタメさん
「サラリーマンのタメになる」で「サラタメ」という名前で活動している副業YouTuber。
初期は転職法を解説していましたが近年ではいわゆる「本解説系」としてサラリーマンに有益な情報をテーマに広く投稿しています。
また前述の「本解説系」や「副業YouTuber」の先駆けでありチャンネル登録者や再生回数の規模もトップレベル。
先程のメンタリストDaiGoや中田敦彦と違いToC向けサービスはほぼ行っておらず(「シン・サラリーマン」という著書のみ)ですが、その代わり実績を活用し企業向けにYouTubeコンサルを行う等、YouTubeを上手くビジネスに活用しています。
⑥西野亮廣 / Akihiro Nishino
「キングコング 西野亮廣」の公式YouTubeチャンネルですが、中田敦彦のYouTube大学同様 内容はお笑いやエンタメではなくビジネス、特にマーケティングに関する部分がメインとなっています。
これまでの自身の絵本等の販売戦略から今後の「エンタメで世界を取る」ための戦略等の経験とプロセスの観点から得られる情報は独自の物が多く、それもあってか限定コンテンツが視聴できるメンバーシップの会員数も多く、それなりの売り上げになっていると語っています。
⑦俺たち天下のゆとりーまん
ブラック企業の実態やあるあるに始まり、職業紹介や「結婚」「投資」などのビジネスマンにうける内容をエンタメとして脚本し投稿しています。
こちらの10選の中ではめずらしい何かを教える「How To」ではなくストーリーを作り共感を得るあるあるネタや職業紹介に繋げたりとエンタメ性に特化したチャンネルです。
バックエンドとして何かを売っているわけではなくLINEスタンプの販売を行っていることからもかなりエンタメ系として活動していることがわかります。
その特性もあってかビジネス系にありがちな極端な登録者数 〉再生回数の構図が少なく、登録者数に対して、数倍の再生回数の動画も多いことも特徴です。
正直エンタメ系でもいいのではないかとも思いましたが、視聴者層は他のビジネス系と同じであることとビジネス系として、唯一無二の立ち位置になることからこちらで紹介しました。
⑧Fラン大学就職チャンネル
俺たち天下のゆとりーまんと同じく「How To」ではなくストーリー仕立てのエンタメ系チャンネルですが就職活動、労働、ビジネスなど、キャリアに関連した内容となっています。
また演者等は一切いなく、いらすとやの素材だけで映像を作り、ゆっくりボイスで音声を作成しているため属人性が一切ないことも特徴です。
また運営者の方はキャリアコンサルタントの資格を保持しており、その知識を活かした質の高い動画投稿を行っています。
更に特徴として、かなり直接的な表現をしており、情報が理解しやすい一方でエンタメ性も非常に高く難しい内容の動画でも最後まで楽しみながら見ることができます。
またこちらもやはり天下のゆとりーまん同様ビジネス系という括りの中では、再生回数が多いことも特徴です。
⑨日曜日の初耳額学【公式】
MBS/TBS系列 全国ネット【日曜日の初耳学】(毎週日曜22時~)の公式チャンネルで登録者15.7万のYouTubeチャンネルです。
テーマは今知っておくべき話題のトレンドを、物知りな林先生とやさしく掘り下げるという内容のTV番組のため更新頻度は限りなく低いですが、その質は非常に高く、テレビクオリティの動画を1時間近くにわたり見ることができます。
⑩学識サロン
元々赤字経営だった企業を2年間で黒字にしたという実績のある人が本の要約を紹介するザ・本要約系チャンネル。
「勉強法」「脳科学」「副業」「お金」「マネジメント」等非常に幅広いジャンルをアニメーション動画を使って解説しています。
また、【YouTuberのためのオンラインサロン】や著書、更には制作代行やアニメーション動画の制作講義等の自身のコンテンツを多く持ち、YouTubeを導線として自身のビジネスに利用しています。
まとめ
ビジネス系YouTuberはオンラインでの自社サービスと相性が高いことや、視聴者の経済事情から広告単価が上がりやすいこともあり、商品販売でも広告収益でも高い売り上げを狙いやすいジャンルと言えます。
一方で特性上、登録者は増えやすいものの、ただ「How To」動画を出し続けてもファン化しにくいということもあり、今後はいかに視聴者をファン化させるかといったことが、課題となってくるジャンルではないでしょうか。
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