料理・飲食のYouTubeチャンネル運用・活用事例10選

SNSが普及し、最近はYouTubeを活用した集客・マーケティングがトレンドになりつつあります。様々なジャンル・業種において実際にYouTubeを活用して売上増加に成功しており、YouTubeで広告を打つだけでなく、チャンネルを新しく開設するケースも増えています。

新型コロナウイルスの出現により、外出自粛やリモートワークが推奨され、料理・飲食業界はかなり苦しい状況に立たされてきました。その状況を打開すべく、チラシ配りやグルメサイトの活用、ホームページの開設など様々なことに取り組んできたことでしょう。

そんな中、飲食業界ではYouTube動画を活用した集客が注目を集め始めています。

料理系チャンネルは、学生などの若者から主婦を筆頭に中高年世代まで幅広く需要があり、これまではテレビや雑誌でレシピの情報を得ていたのが、今やスマホを見ながらキッチンで調理するなど、YouTube動画に置き換わりつつあります。

更には、文字や写真よりも動画が一番お店の雰囲気を知ることができるという理由から、YouTubeでおすすめの飲食店を探すケースも珍しくありません。

本記事では飲食店がYouTubeチャンネルを活用するメリットや実際の事例をご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

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料理・飲食系のYouTube運用のメリット

料理・飲食系のYouTubeチャンネルは「食」という大きなテーマを扱っているので、幅広い世代から安定的に需要が存在するのが強みです。

以下、具体的なYouTube運用のメリットを見ていきます。
挙げられるメリットとしては主に4つあり、

①宣伝コストが抑えられる。

→表現の自由度が高いYouTubeでは食べ物から水分が滴る様子、調理過程や鮮やかな彩りを見せることで思わず食べたくなるような演出ができる。

→グルメサイトやフリーペーパーへの掲載と比較して予算が低くてもYouTubeは始めやすい。

②食べたい!と思わせる演出・表現が可能

→表現の自由度が高いYouTubeでは食べ物から水分が滴る様子、調理過程や鮮やかな彩りを見せることで 思わず食べたくなる ような演出ができる。

③飲食店の雰囲気がよく伝わる

→お店の内装や働くスタッフ・料理人の温度感など効果的に、雰囲気を伝えることができ、視聴者が想像しやすい。料理教室なども同様。

④信頼/安心感の構築

→どんな食材をどんな人がどんな場所で、調理しているかを隠さず公開することで、視聴者に安心感が生まれる。

集客のため、紙媒体やWebサイト等を活用されている方が多いかもしれません。写真や文章でも魅力は伝わりますが、動画だとより多角的に多くの情報が伝わります。
YouTubeを通して店舗・サービスのことを知ってもらい、興味を持ってもらうことで、新規顧客の獲得にも期待ができます。

料理・飲食のYouTubeチャンネル運用・活用事例10選

①きまぐれクック

【高級魚】この魚の名前がわかる方。お魚博士です!

日本でもトップクラスに人気かつ知名度のある料理系YouTuberであり、現在その登録者数は400万人を超えています。

「きまぐれクック」は元サラリーマンである かねこさんが魚を捌く動画をメインに投稿しており、視聴者にも分かりやすく魚の値段や捌き方を説明しています。

レアな魚を華麗に捌いて調理したり、面白いリアクションをする様子などが釣りや魚にあまり興味のない視聴者からも支持され幅広いファン層を獲得。

チャンネル開設から3か月目に配信した「マグロを1本丸ごと捌いて食ってみた!!」という動画がバズり、そこから「日本で5番目に早く300万人を突破したYouTubeチャンネル」として世間を賑わせるに至りました。

②Koh Kentetsu Kitchen【料理研究家コウケンテツ公式チャンネル】

レンジで超簡単!クセになるウマさ!キャベツナムルの作り方

料理をテーマに動画を配信しているYouTubeチャンネルで、エスニック料理のおつまみなどひと味違うレシピを紹介。

料理研究家であるコウケンテツさんは、韓国料理、洋食、和食、イタリアンなどの簡単レシピを本やSNSなど多数のメディアで発信しています。
料理経験がない人でも簡単に作れるような、再現性が高く手軽なレシピが人気で、現在チャンネル登録者約158万人超え。

コウケンテツさんは週に3本程度YouTubeにレシピ動画をアップしています。
分かりやすく丁寧な解説に加えて、実食編では思わずその料理をしたくなるほど その美味しさのワクワク感が伝わります。

③Chef Ropia料理人の世界

【オムライス】の作り方 厨房まかない飯シリーズ

長野県にある「リストランテ フローリア」でオーナー兼シェフを務めるRopiaさんが運営するチャンネル。

「Chef Ropia料理人の世界」は本格的なイタリアンを発信する動画を投稿しており、調理にこだわりたい人や本格的にイタリアンなどの調理をしたいと考えている人に特に支持されるコンテンツとなっています。

最も再生回数が多い動画は、オムライスの仕込み風景の動画で、他にも「プロが教える」「巨匠シリーズ」などの動画が人気。

調理作業風景を流すという一見シンプルな動画も、視聴者からすれば普段見れないプロの仕事であるため価値があり、かなりの再生数を叩き出しています。

④kurashiru [クラシル]

【5つ星ホテル伝統のレシピ】食材の旨味を全部閉じ込めた“最高峰のグラタン“の作り方【帝国ホテル・杉本雄料理長】|クラシル

「くらしをおいしく、あたたかく」がコンセプトの国内No.1のレシピ動画プラットフォームである [クラシル]が運営するYouTubeチャンネル。

アプリやサイトとは違い、YouTubeでは10分前後の長めの動画がメインで、「帝国ホテル料理長の直伝レシピ」などプロが発信するコンテンツを中軸に据えています。

リアルタイムで収録された動画で視聴者が所要時間を含めて具体的に自分が作る想像が湧くような作りになっています。
時短にフォーカスし、視聴者の料理意欲が高まる様に促しているのがポイント。

kurashiru [クラシル]のYouTube動画ではレシピの詳細はあえて記載せず、概要欄にアプリへのリンク先を記載。自社アプリやサイト、YouTubeなど様々な媒体を使い分けることでプラスの相互作用を生んでいる参考にすべき事例です。

⑤焼鳥どんの飲食店あるあるチャンネル

“迷惑な客”や“できるスタッフ”など共感しやすい飲食店あるあるを、色々なシチュエーションで再現する動画シリーズ。

「焼鳥どんの飲食店あるあるチャンネル」は東京の荻窪・駒込・西巣鴨に3店舗を構える焼鳥居酒屋「焼鳥どん」の公式YouTubeチャンネル。

誰もが目にしたことのあるような飲食店の「あるある」を題材に、ショート動画を投稿し、YouTubeで約21万人のチャンネル登録者を獲得しています。更にTIKTOKも運用しており、そちらもフォロワー21万人超え。

飲食店あるあるという一つのテーマに絞り、フォーマットに従って継続して、ショート動画を投稿しているのでシリーズとしても、視聴者が楽しみやすく、長期的なファンがどんどん増えている成功事例です。

⑥鳥羽周作のシズるチャンネル

ミシュランシェフが教えるやばいタレ「ねぎ塩ダレ」【#シズる vol.15】

代々木上原レストランsioのオーナーシェフであり、喜怒哀楽豊かで愛嬌のある鳥羽周作さんが運用するYouTubeチャンネル。

2021年5月にスタートし、おうちでお店のような味を再現できるレシピを中心に発信し現在チャンネル登録者約37万人を超える急成長を遂げているチャンネルです。
「ミシュランシェフが教えるやばいタレ」の動画が最も再生回数が多く、200万回を記録しています。

サムネイルから非常に美味しそうな雰囲気が伝わり、タイトルにある通り動画内でも肉を焼く際の「ジューッ」という音など、思わずお腹が空くような「シズル感」のある動画に仕上がっており、料理系コンテンツに動画を活用するメリットを最大限に引き出しています。

更には鳥羽周作さんの本当に美味しそうなリアクションや、店舗の雰囲気が分かる従業員とのやり取りなど非常に視聴者との距離感が近く、思わず好感を抱いてしまうコンテンツになっています。

⑦大戸屋ごはん処【公式チャンネル】

2022年 錦鯉さん出演の大戸屋新CM!「おいしい、とや顔」編(30秒)

多くの世代から幅広く支持のある外食チェーン店である大戸屋ですが、YouTubeの登録者数は4320人とそこまで多くはありません。

しかし、特筆すべきは地上波で流すCMをそのままYouTubeにもアップロードしているという点。最近では、錦鯉さんが出演するCMが2万回ほど再生されており、地上波で流すには、かなり費用が発生するところをYouTubeでは無料で発信できるのでかなり費用対効果が高いといえます。

更には、現在は削除されてしまいましたが、過去には同チャンネル内のCMで300万再生を超える動画も存在。他の媒体で流した広告をそのままYouTubeに載せれば新たに制作する必要もなく、余計な時間や手間がかかりません。

また、CM以外にも大戸屋レシピを紹介していたり、ドキュメンタリーなどのコンテンツで視聴者の興味を引いています。

⑧くら寿司 178イナバニュース

くら寿司のお店の裏側を大公開!おうちで社会見学

社員のイナバさんが回転寿司チェーン「くら寿司」で提供している裏メニューやビッくらポン!の裏技などを紹介していく動画シリーズ。

キャラクターが濃く魅力のある社員が演者として出演しており、社員だからこそ分かる価値のある情報を提供したり、視聴者を楽しませるコンテンツを発信。

動画を見て「裏メニューが気になる、お店に行ってみよう」とダイレクトに店舗誘導に繋がる効果的な見せ方をしています。

くら寿司は「イナバニュース」以外にも「無添くら寿司」というチャンネルを運用しており、そちらでは人気芸人ダウンタウンが出演するCMを多く載せています。

お店の魅力を紹介するアカウントと広告配信にフォーカスしたアカウントを上手く使い分けており、最大限にYouTubeの活用方法を模索している参考事例です。

⑨マクドナルド公式(McDonald’s)

「マックのおうち」篇 60秒

マクドナルド公式のYouTubeチャンネルであり、現在その登録者数は15万人を超えています。

新商品や期間限定メニュー、ハッピーセットのおもちゃの紹介や子どもたちの日常生活に必要なルールやマナーを伝えるプログラム「ハロードナルド!」などその他多くの動画コンテンツを配信しています。

最近では「時をかけるバーガー」として岡田准一さんが出演する短尺のストーリー仕立てのムービーは人気があり、かなりの再生数を稼いでいます。また、過去には人気お笑い芸人の四千頭身とコラボし、クルー募集の短編ムービーをシリーズとして配信。

人気・知名度のある芸能人を動画に起用し、興味や共感を呼ぶようなコンテンツを短尺で配信することで多くの人に再生され、YouTubeを使ったプロモーションに成功しています。

⑩スターバックス 公式

NO FILTER -すべての個性が、素晴らしい。-

スターバックス公式のチャンネルであり、スターバックスならではのお洒落なコンテンツを配信している動画シリーズ。

季節限定ドリンクのメイキングムービーや、おすすめのコーヒー、コーヒーに合う組み合わせなどを紹介しています。

商品を紹介する動画だけでなく、スターバックスで働く人の想いやコーヒー生産地での知られざるストーリーなど、スターバックス自体に魅力を感じるようなコンテンツが多数あります。

動画の中で普段知ることのできないバリスタ側の視点や考えなどが共有されており、その他コーヒー農園を紹介する動画などもあることからスターバックスのコーヒーに対するストーリーの想像が膨らみます。

ストーリーというものを上手く活用してブランドとしての理念や、イメージを視聴者と共有し、コアなファンを獲得している事例です。

まとめ

動画は今や、飲食店の集客におけるメインツールとなっています。
YouTubeなどの動画媒体で発信することで、料理工程や店内の雰囲気など、全ての情報を一度で分かりやすく視聴者に伝えることができます。

YouTubeでは、視聴者からのフィードバックを評価やコメントという形で見ることができるため、何に関心が集まっていて、どこが改善点なのかを知ることができるのが魅力です。YouTubeを通してお客様の声を聞くことで、今まで気付かなかった課題や自社の強みに新たに気付くこともあるでしょう。

また、視聴者が興味を持ちやすいコンテンツを発信することで、今まで全く接点のなかった新しいお客様を獲得できるチャンスがあります。

今後もYouTubeを使用したマーケティングは更に加速していくことが予想されます。今回ご紹介したYouTubeを活用するメリットと企業の活用事例を是非参考にしてみてください。

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