【チャンネル運用ポジション】メディアタイプ10選

近年、YouTubeを筆頭に、さまざまな動画配信サービスが流通している中で動画というコンテンツが見方も見られ方も変わってきたように思います。

日本では、1953年頃からテレビが徐々に普及し始め、今では当たり前の存在になっています。ですがそんな当たり前のテレビも見なくなっている人が増えているといいます。

技術の進歩で、誰でも動画コンテンツを発信できるようになり、さらにその分母も増えていく、テレビに割く可処分時間は、20年前と比べても減りつつあるのではないでしょうか?

そこに目をつけたテレビマンたちが現在、テレビのチャンネルの一部をくり抜いてYouTubeにて「メディアタイプ」と呼ばれる発信をしています。

本記事では、YouTubeチャンネルを運用する上での基本戦略として、チャンネル運用ボジションを4つにカテゴライズしています。

①YouTuber タイプ

②メディアタイプ

③コンテンツタイプ

④企業タイプ

今回はその中でも「メディアタイプ」のチャンネル運用の成功事例を10個ご紹介すると共に、そのメリットも一緒にご紹介いたします。

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メディアタイプのチャンネル運用ポジションの特徴

メディアタイプのYouTubeチャンネルは、テレビ番組をイメージしたチャンネルコンセプトを打ち出している傾向があり、企画の汎用性が高いこととゲストを豪華にすることで、話題性を出しやすいという特徴があります。

さらに、企画自体が元々テレビ内で人気な場合もあり、チャンネルスタートと同時にチャンネルの伸びの初速が早いことも一つの特徴であるといえます。

では、チャンネル運用のメリットを見ていきましょう。

挙げられるメリットとしては主に5つあり、

①テレビでは難しい企画が見られる

→TVに比べると、まだYouTubeは、コンプラやスポンサーの意向を気にせず、発信できる側面が大きいい。

②コメント欄でユーザーニーズを知ることができる

→視聴者からダイレクトにニーズを知ることができ、視聴者同士でも共有できるのは、YouTubeの特徴と言えるだろう。

③他の集客方法とは異なる層へアピールできる

→そもそも、テレビを見なくなった層や、テレビは持っているが、録画機を持っていない人たちにもアピールできる。

④他媒体との相互作用が生まれる

→他媒体からYouTubeに流入したり、YouTubeから他媒体へ誘導することが可能。

⑤宣伝コストが抑えられる

→他媒体への掲載、宣伝と比較して予算が低くてもYouTubeは始めやすい。

メディアタイプは、ファンが元々ついている場合も少なくないが、YouTubeで発信することで、企画や個人を潜在的に好きな人をより多くファン化することが可能になります。

【チャンネル運用ポジション】YouTuberタイプ10選

①ABEMA Prime #アベプラ【公式】

【15歳で母親に】逃げる男・連鎖する貧困…10代の母が抱える課題

「みんなでしゃべるニュースは面白い」をキャッチコピーに、世の中の社会問題的なニュースや、【ひろゆき】さんを交えた討論番組風動画などが人気のチャンネル。

社会問題の話題性と出演ゲストの話題性がニュースという言葉が持つ堅苦しさを感じさせない。

しかし権威性が損なわれないという非常に高次元のバランスで成り立っているABEMA Prime。

その企画性やキャスティング能力には、脱帽せざるを得ないでしょう。

誰が、何を、どんな風にといった部分でお悩みの方に非常に参考になる成功事例です。

②SPOTVNOW

【大谷翔平 二刀流DAY 27、28号&7勝目】6.28 ホワイトソックス VS エンゼルス 日本語ハイライト

世界で活躍する日本人選手に注目した最新情報やハイライトを発信しているチャンネル。

テレビでは流れていってしまうシーンもYouTubeでは、繰り返し見ることができ、スポーツファンや、実際にプレーしている選手にも有益なチャンネルになっている。

コンテンツの枠を考える上で、ネタ切れの恐怖感は誰もが感じることだと思います。

しかしこういった定期的に更新できるコンテンツはネタが尽きないので運用する上でおすすめです。

③ABEMA HIPHOP【公式】

【SPECIAL CYPHER】AKLO / R-指定 / T-Pablow / IO / YZERR / Awich|ラップスタア誕生

今や日本で社会現象となっているHIPHOPブームその火付け役の一つが、ラップスタア誕生でしょう。

この企画で、優勝した¥ello bucksさんやralphさんは現在シーンを牽引するスターとなりました。

HIPHOPにフォーカスしたオーディション企画や、個人にフォーカスした企画が人気で、HIPHOPに明るくない人でも十分楽しめる動画作りが、非常におもしろいです。

音楽のみならず、カメラワークや動画の色味もかなり参考になり、映像業界に興味のある方にはいい参考になる事例です。

④NewsPicks /ニューズピックス

ガーシー×成田悠輔「暴露で人が死ぬ危険性、考えてますか?」【特別公開】(東谷義和)https://youtu.be/odLpRsBYYKI?feature=shared

「経済をもっと面白く」というコンテンツ作りをモットーに配信しているチャンネル。

ビジネス性とエンタメ性が目を引く動画が、ビジネスマンに有益な情報を気軽に見やすく構成されている。

元々活字のウェブメディアというだけあってサムネイルのキャッチコピーも上手い!と言わざるを得ないでしょう。

実際には取っ付きづらい難しい話題も、このチャンネルが紹介すると見たくなるといった不思議な魅力があります。

キャッチコピーやライティングに迷いがある人に、おすすめな成功事例です。

⑤佐久間宣行のNOBROCK TV

【下ネタ我慢】どぶろっくが本気ネタ8連発!下ネタで笑いたくない二瓶有加 & 松本優は我慢できるのか…?

有名テレビのプロデューサー佐久間宣行さんが出演、企画、プロデュースするバラエティチャンネル。

ゴットタン、あちこちオードリーなどを彷彿とさせる企画が人気です。

佐久間さんは演者としての能力も素晴らしく、芸人顔負けの鋭いツッコミや周りを巻き込む言動なども魅力の一つです。

チャンネルのディレクションをしつつ、演者としても活躍したいという野望をもった人必見の成功事例です。

⑥PopteenTV

【永久保存版】ムチャブリで全員すっぴん&裸眼になります!【初公開】【動画チャレンジ】

雑誌Popteenより始動したチャンネル、紙面に出演しているモデル、いわゆるPopteenモデルたちを題材にした企画のチャンネルです。

紙だけでは伝わらない人間模様や個性が、雑誌の元々のファンや今流行りのリアリティーショーファンなどから支持を受けています。

イメージを崩さない企画やロケ地、特に綺麗な海がモデルさん達をより際立たせており、そういったディレクション面でも、非常に参考になる成功事例です。

⑦TERRACE HOUSE / テラスハウス

【本日公開】バイバイ、テラスハウス…新旧メンバー集合!劇場版試写会

現在の、日本のリアリティーショーにおける先駆けとも言えるテラスハウス2014.10フジテレビより放送開始し同時期にダイジェスト形式の投稿をしています。

短い切り抜きスタイルの動画投稿ながら、初期から今まで一本100万再生付近の平均再生回数を継続しており、その人気をうかがうことができます。

TVやNetflixなどで放送したダイジェスト動画や出演者インタビューなどが、本編を見たくさせるコンテンツとなっており、広告としてYouTubeをうまく利用している素晴らしい成功事例です。

⑧テレビ東京公式 ドラマチャンネル

ギルガメッシュFIGHT 15秒番宣

テレビ東京が運営するドラマチャンネル、テレビCMのようなドラマのコマーシャルから、人気ドラマ「孤独のグルメ」を期間限定で無料公開していたりドラマ好きには、なんとも太っ腹なチャンネルです。

予告動画→TVへ誘導といった導線を確立しているが視聴者を離れさせないよう人気ドラマの期間限定公開をうまく使ってファンを獲得していると予測されます。

予告は登録者と比べて平均再生回数が低いように感じますが、TVの視聴を増やしたいコンテンツ作りなので登録者を増やしてテレビ放送のドラマを知ってもらうきっかけを作っているようです。

⑨日本経済新聞

AIやクルマ…孫正義氏と豊田章男氏が対談30分

日本経済新聞のチャンネルは電子版が提供しているサービスの魅力を伝える動画や、放映中のテレビCM動画を公開するYoutube内公式ページです。

その有益性は、様々な分野のビジネスマンに愛読される新聞という権威性から得られるもので、新聞が読みづらいと感じている人にとくに有効的でしょう。

エンタメ性は少ないものの、仕事を題材としたチャンネル作りのため見て損はないといった内容のものも多く、就活を控える学生にもおすすめのチャンネルです。

そういった、教育的な分野の動画を検討している方には、とても参考になるチャンネルです。

⑩【公式】秘密のケンミンSHOW極

【青森】津軽弁!なまり聖地の方言がスゴすぎた!【秘密のケンミンSHOW極公式|2022年1月13日 放送】

人気番組「秘密のケンミンSHOW」のYouTubeバージョンで各県の魅力を紐解いたり、あっと驚くような風習、習慣を紹介するチャンネル。

YouTubeでは、放送したアーカイブ的な要素とさらに深堀りした内容が、視聴者からの人気を集めています。

実際に、投稿数は56個程度と他と比べて多くないものの、登録者は10万人以上と驚異的な数字を誇っているのが特徴です。

元の知名度があり、チャンネルスタートからの初速が他とそもそも違うのはあるが、それでも飽きさせない動画作りが功を奏していると言わざるを得ないでしょう。

人気企画をさらに伸ばしたいと考えている方には最適の成功事例です。

まとめ

YouTubeにおける「メディアタイプ」は主にテレビから参入する事例が増えています

ネット通信の進化などにより更なるマーケットの拡大が予想されるYouTubeと、今後も需要が絶えることのない「メディアタイプ」の運用ポジションのコンテンツ。

両者の相性がいいのはこれまで紹介した活用事例でも分かる通り、様々なYouTubeのビジネス活用方法が考えられます。

SNSなどでプロモーションをしていくにあたって色々な選択肢がありますが、YouTubeは確実に抑えておきたいところです。

今回ご紹介したYouTubeを活用するメリットとチャンネルの活用事例を是非参考にしてみてください。

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