様々な業界でYouTubeが活用されていますが、治療院での動画活用も例外ではありません。

施術内容や、医師の内面をより詳しく知ってもらえる方法として、YouTubeは最適なコンテンツではありますが、実際どのように活用すれば良いか悩んでる治療院も多いのではないのでしょうか？

そこで本記事では、治療院のYouTubeチャンネルを10個選出してご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

治療院がYouTubeチャンネルを活用するメリット

施術の効果を伝えやすい

→動画は動きを伝えることができるので、施術前後の変化も伝えやすいという利点があり、施術前と施術後の変化がわかるような動画を撮影すれば、施術体験をユーザーにリアルに伝えることが可能です。

施術のイメージを伝えやすい

→施術方法や流れを配信することで、来院を考えているユーザーに安心感を与えることができます。

→来院を考えているユーザーは、医院の雰囲気や施術内容や効果などあらゆることを気にしています。

→そのため、不安解消につながる内容の動画を配信することで、来院に繋げることが可能なのではないでしょうか。

治療院のYouTubeチャンネル運用・活用事例10選

①セルフケア教室 nobu先生 /格闘家整体師

一般社団法人 日本身体運動科学研究所の理事 森下信英氏が運営する登録者数 4.79万人のYouTubeチャンネル（2022年12月現在）

整体院や講演会、著書出版など幅広く活躍しているnobu先生は、正しい整体、ストレッチ、トレーニングや施術法に関する動画を配信しています。

動画では、ピンポイントな悩み別に、動画が作成されており、詳しい解説を聞ける他、ストレッチやトレーニング方法など、初心者でも実施できる簡単な内容になっているので、多くの人気を獲得しています。

“寝る前1分でうんこドバドバ出る！骨盤も矯正しお腹も痩せるセルフケア整体エクササイズ #shorts ”は、70万回再生を超えるなど、多くのユーザーから再生されています。

②耳鼻科専門鍼灸師GAKU先生

日本唯一の耳鼻科専門鍼灸であるGAKU先生（竹内岳登さん）が運営するYouTubeチャンネルです。チャンネル登録者数 14.6万人（2022年12月現在）

耳、鼻、のどの症状や病気に困っている方が、安心できるセルフケア、役に立つ情報を分かりやすく解説することを目的に動画を配信しています。

チャンネル開設当初は、顔面神経麻痺に特化したコンテンツを投稿しておりましたが、投稿ジャンルを上咽頭炎など、耳鼻科関連の症状の改善に関するコンテンツにまで広げたこともあってか、現在では登録者数14.6人を獲得しています。

現在、大塚院と代々木上原院の2店舗を経営しながら、企業研修や経営コンサルタント業も行っているようです。

③西京極の筋肉・ツボの専門治療院【葛野いその鍼灸治療院】

葛野いその鍼灸治療院の院長である磯野功さんが運営する登録者数 6520人のYouTubeチャンネルです（2022年12月現在）

「痛みをイチ早く取る」をコンセプトに治療院を運営しており、YouTubeチャンネルでは、ユーザーが健康に生活ができるようにサポートをしたいという思いで、チャンネルを立ち上げ、動画を投稿しているようです。

治療院の院長である磯野功さんは、2万人を超える施術実績やプロアスリートへの施術経験など、自他共に認められている経験豊富な施術家です。

ユーザーの悩みにピンポイントな解決法や解説動画を投稿しています。

④自分と家族を治せる整体塾・土井治療院

土井治療院の院長である土井亮介さんが運営する登録者数 3.78万のYouTubeチャンネルです。（2022年12月現在）

チャンネル名の通り、「自分と家族を治せる」セルフケアを院長のわかりやすい解説と実践で誰でも簡単に真似しやすい内容の動画が配信されています。

“仙腸関節のストレッチ”は、86万回再生を超えるなど、多くのユーザーから再生されており、コメント欄では「腰の痛みが解消された」等のコメントが複数寄せられています。

⑤東洋はり灸整骨院

東京都町田市の東洋医学専門鍼灸院 【東洋はり灸整骨院】が運営する登録者数 8060人のYoutubeチャンネルです。

東洋はり灸整骨院の院長である石丸昌志さんが、主に出演されており、「東洋医学」「鍼灸」の解説動画を投稿しています。

東洋医学、そして鍼灸のすばらしさを理論だけでなく、「症状の改善という事実」を通して、世の中に伝えていくことをコンセプトとしているようです。

現在、国内に4店舗、海外に1店舗を構えておりますが、今後は関東を始め、全国に店舗拡大することを予定しているようなので、今後のYouTubeチャンネルの運用方法にも注目です。

⑥Ryota in Georgia🇬🇪

豪華客船で鍼灸師をしていたリョウタさんが運営する登録者数 1.81万人のYouTubeチャンネルです。（2022年12月現在）

リョウタさんは豪華客船鍼灸師として働いていたようです。

豪華客船鍼灸師とは、クルーズ船に帯同し乗船しているお客さんに対して鍼治療をしたり、漢方薬を処方したりする仕事のことです。

世界中の鍼灸師が集まる豪華客船で、月商400万円を達成し、売上が会社のトップ10に入り表彰され、そこから得た経験からビジネス、旅、移住などについての動画を投稿しています。

リョウタさんは、リアクション動画で人気を集めるジョージア人の”テリちゃんねる-Teri’s diary” と結婚しており、テリちゃんが度々登場する動画も人気コンテンツの一つです。

⑦鍼灸マッサージあさみチャンネル

鍼灸マッサージあさみチャンネルは、登録者数 15万人のYouTubeチャンネルです。

明石・神戸市西区で鍼灸、あん摩マッサージを行っている鍼灸マッサージあさみは、自宅治療院として開業しているだけでなく、訪問診療も行っています。

夫婦でYouTubeチャンネルに出演しており、動画内から人柄が見て取れるので、他人を自宅に上がらせるには、抵抗がある利用者もいらっしゃると思いますが、そんな方にも安心して利用していただけるようなコンテンツになっているかと思います。

”治療院のことをたくさんの方に知ってもらい、みなさんが元気になってもらえるチャンネルをめざしていきます！”とのことで、治療院に関することだけなく、ご夫婦で大好きなクレーンゲームに関する動画などを主に配信しています。

メンバーシップ動画の投稿や、グッズ販売など、様々なことに挑戦しているチャンネルのようです。

⑦整骨院の働き方を変えるヒューマンアジャストチャンネル

株式会社ヒューマンアジャストが運営するYouTubeチャンネルです。チャンネル登録者数 529人（2022年11月現在）

株式会社ヒューマンアジャストとは、東京・埼玉・神奈川・栃木に33院を展開する接骨院グループです。

利用者様に向けたコンテンツが多い中、こちらのチャンネルは、柔道整復師、鍼灸師などセラピストに向けた有益なコンテンツを配信しております。

⑨鍼灸師そうぜん【心とカラダが治癒する健康教室】

鍼灸師そうぜん【心とカラダが治癒する健康教室】チャンネルは、銀座そうぜん鍼灸院が運営している登録者数 6370人のYouTubeチャンネルです。

このチャンネルでは、鍼灸の素晴らしさや勉強の仕方、開業までの道のり、鍼灸師としての成功までを解説しています。

また、多くの患者様が整形外科、脳神経外科、耳鼻科、心療内科を経て、鍼灸院に来院されているようで、苦しまれている方に向けて経験と知識を情報共有することを、コンセプトにコンテンツを配信しています。

実際の現場で見る医療の実際や対処方法、小話なども配信されています。

⑩美容鍼キング 【健康&美容のツボと鍼】

美容鍼灸専門サロン ブレア元町本院・2号店・ブレア銀座の総院長の上田隆勇さんが運営する登録者数 4.79万人のYouTubeチャンネルです。（2022年11月現在）

上田さんは、医療系国家資格5ライセンス(看護師、鍼師、灸師、マッサージ指圧師、柔道整復師)を持つ治療家です。

1日1分で簡単にできる方法で、自宅で気軽に小顔やリフトアップしたり、疲れや痛みが改善する東洋医学メソッドにより、悩みが一つでも改善できたら。という思いで、YouTubeにて動画を配信しているそうです。

施術動画を配信していることから、実際の施術内容や施術を受けた感想等を見ることができるので来院を検討しているユーザーには、とても参考になるコンテンツ内容になっているのではないのでしょうか。

また、サムネイルがどれもインパクトがあるものばかりで、惹きつけられる魅力的なものがほとんどです。

これらも人気を得ている理由の一つかもしれません。

まとめ

ただYouTubeに動画を投稿するだけでは、再生回数やチャンネル登録者の増加には繋がりません。

平均の再生回数を意識することや、インプレッションクリック率、動画視聴維持率、これらの水準を上げる施策を練ることで、徐々に好循環が生まれてくるのです。

まずは、チャンネルを運用するための土台作りが重要です。

土台作りが出来上がれば、来院を考えているユーザーにチャンネル内の動画を通して、正確な情報を伝えることが可能である他、遠方のユーザーの来院も期待できます。

また、はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師という国家資格者の観点から、自宅でできるセルフケアなど、簡単でわかりやすい解説と共に配信することで、より多くのユーザーに観ていただけるコンテンツが作れるのではないのでしょうか。

ぜひこの機会にYouTube運用や活用を始めてみてはいかがでしょうか。